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サンルーム、美しすぎる母 [ウッド]

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外気温は10℃に達しない日でも、サンルームは日だまり。
洗濯が終わるのを、ブランコに揺られて待つ時間は無駄なようで楽しい。

その間、足下にお湯を張ったシリコンの洗面器を置き、サイプレス(Cypress:Cupressus sempervirens)を落とし、素足を浸す。
ほわーっと足元が暖まると気持ちまで溶け出すようにほぐれてくる。
ブーツで足の汗が籠りがちなこの季節、時間に余裕を見つけて制汗作用のあるオイルで解放してやる。
ロンドンのメイ達が送ってくれたジャスミンの花茶をゆっくり開かせて飲みながら。

午後、コンペ用の土地を調査に来た次男とその友人を送ってから、買ったのに見ずじまいのDVDを2本観る。
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星3つは「HAIRSPRAY」。
有名なブロードウェイミュージカルの映画化だが、まさにノンストップのノリのよさ。
小学生の頃憧れ続けた60年代のフリルたっぷり、ペチコートでめいっぱい膨らませた可愛いドレスのオンパレード。
思わず身体が動き出すビートに引き込まれながら、ミックスダンス(白人と黒人が一緒に踊ること)がタブーとされていた時代がまだすぐ近くにあったことを気付かせてくれる。
一昨年、来日した舞台を友人と観た時の感動が甦ってくる。

星無しは「美しすぎる母」。
プラスチック(ベークライト)を発明した大富豪ベークランド家で実際に起こった事件が源流にある。
ドヌーヴ、ジャクリーン・ケネディを思わせる美しい衣装が見たくて、AMAZONで2ヶ月かかって取り寄せたのに、エロすぎ。
もっともっとジュリアン・ムーアの「美しすぎる衣装」を見せてほしい。

ヘアスプレー、プラスチックという現代では邪魔者になりつつあるモノが、一躍脚光を浴びていた時代。
景気後退の暗い足音の聞こえる毎日の中で、元気だった世界を見るのもまた活力が湧くものだ。
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