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自宅、『和癖』 [シトラス]

自分をずっと「洋」な女だと思っていた。
長男の結婚式だって留袖でなく、ソワレ着たし。

去年の夏頃から「和」なものが少しずつフィットしてくる感じがした。
「和」の持つやさしさ、繊細さ、そこはかとなさに惹かれる。

新年会に思い切って着物で出かけたのは、そんな気持ちの具現化だったかも知れない。
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日だまりの中の樟脳の匂い。
着はしないのに、嫁入りの時に母に買ってもらった結城を取り出して手触りを楽しむのも、またうれし。

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最中で有名な空也の練り切りはほろほろと上品な味で、本当なら抹茶で食すべきところ、私はロンネフェルト社の「ベストバランス」で。

一日動き回ってこりこりの身体を沈めるお風呂には、ユズ(Yuzu:Citrus junos)と最も日本の蜜柑に近いタンジェリン(Tangerine:Citrus reticulata)とグレープフルーツ(Grapefruit:Citrus paradisii)。
◯疋屋の店先にいるような幸福感。
もうこのまま目が覚めなくてもいいや、と思える。

ブレンドの仕方にも洋と和はあると思う。
対照的な香りをミックスさせて調和を際立たせるのは洋。
同じような香りをブレンドして微妙な変化を楽しむのは和、と感じる。
密やかな香りを聞き分ける聞香のような感覚。
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うちのバスタブ、こんな芸当ができるんだった。
色がつくと、香りがさらに躍動する感じがする。

こんな『和癖』。(もちろん勝手な命名です)
洋風な生活に溶け込ませる工夫が楽しい。

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