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青山、男もアロマ(若者編) [ウッド]

「お母さんのところでさ、男二人、アロマ受けることってできる?」

おう、何事だよ?

普段こちらから送ったメールもろくに返信してこない次男である。
それがいきなりアロマって・・・・

聞けば7月に行われる、若手建築家の登竜門とも言えるコンペに、友人と二人で挑戦するのだと言う。
そのテーマにアロマテラピーのできる建築物を想定するらしい。

「アロマって得体の知れないものじゃん?」という彼の言葉に、何を!と俄然奮起する。
じゃん?じゃねー。
得体を知りなさい。

オフィキナリスで私がやってあげても良いのだが、ここはちまたのアロマテラピーサロンがどんなものか、彼達は見ておくべきだろうと考える。

・・・で、行きつけの青山のサロンへ、3人分の予約を入れる。

P1030879.JPG
我々セラピストも、自分が受ける側に立つことはものすごく勉強になるのと同じように、その容れ物を作るのなら。心地よさを自分の身体で確かめることは彼らにだって必要だ。

室温が十分に配慮されているのは最低限のことだが、エアコンの風がオイルを塗られた身体に直接当たれば気化して寒い。
換気が十分行われていることも当たり前のことだが、意外にその音がうるさい。
そして、プライバシーの保護や遮音のための閉鎖性と、リラックスのための開放性をどう共存させるのか。
建築的な工夫のネタは、そこここに散らばっている。
そんなことを実際に肌で感じてもらいたい。

予約の30分前に、近くのスタバで待ち合わせをし、前日に急いで作った「アロマテラピーとは何か」のレジュメを渡して瞬間講座を開くが、友人君だけ熱心に耳を傾けてくれて、次男はいつもの自弁をかますだけでさっぱり。

サロンでは3人のセラピストが総出で迎えてくれ、1時間のホリスティック・アロマテラピーを受ける。
花粉症と残っている旅の疲れのせいでだるい私は、ミルラ(Myrrh:Commiphora molmol)にパチュリとスイートオレンジをブレンドしてもらう。

P1030883.JPG
「お母様孝行ですねえ。アロマテラピーサロンを設計なさるなんて・・・」
セラピストさんがお愛想を言ってくださるが、いえいえ、違うんである。

「いや〜、自分のいびきで3回ぐらい目が覚めたぜ。」
っておまえ!
フツーにリラックスしちまったのかい?

実体験でいい設計を引き出させてあげようという意図は、こうして破れたのである。





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しょーこ

ご無沙汰しています、吉田です♪

いつもブログ拝見していながらも、バタバタした日常に追われ、PCのモニターをパタンと閉じてしまう毎日でした・・・

次男さんのご感想、いや~~なんとも的を射ていますね^^
私もアロマは好きだけれど、詳しくないので
いつもウトウト・・・気が付けば終わっています^^;

子供ももうすぐ6ヶ月になり、すくすく成長しています!
大変ではありますが、楽しいベビーとの毎日です♪しかし、一日一日の早いことったらありません・・・もう2月!?とは何事ぞ!!!!

タイのすばらしい写真で、私の頭の中は非日常にトリップし、次男さんのアロマ話で、「・・・私もお願いします!!」と、manaさんに今すぐ電話したいほどの気分になりました!
私のPCが年末壊れてしまい、アドレスがわからなくなってしまいました><。ので、改めてメールさせていただきます!!

by しょーこ (2009-02-20 01:53) 

mana

しょーこさん、お久しぶりです!

私もブログ、いつも拝見しています。
ベビちゃんの成長ぶりも、しょーこさんの肝っ玉母さんぶりも微笑ましく見ています♡

この頃、娘時代のピアノを前にし、また弾けるようになりたくて、近所のピアノ教室に行っちゃおうかなあなんて思っています。

メールはオフィキナリスのWEBから入れます。
ご連絡、お待ちしていまーす!
by mana (2009-02-20 09:18) 

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