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赤坂、We have problems [フローラル]

レッスン室のドアを開けるなり、夜来香(イエライシャン)が開花したから帰りに持って行きなさいと、フラの先生がおっしゃる。

毎週欠かさず1回、この80歳の先生とフラを踊る。
今の私にはこの時間がたまらなく愛おしい。

舞台を目指すわけでもなく、踊りを競うわけでもなく。
ただ2週で1曲というスピードで、ただひたすらに踊りこむ。

その合間に、先生の人生観を吸収する。

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分けていただいた一枝は、ちゃんと夜開いて朝閉じる。
カットされているせいか香りはそれほど強くないが、先生の意思が香るような気がする。

(図鑑で見ると、これは蔓性の夜来香:ガガイモ科ではなく、夜香木:ナス科のようだ)


先週末、成城から赤坂に移転したLSA(London School of Aromatherapy)へ、ババリア・ツァーの報告会を聞きに行く。

6月にバーグ校長が参加された、カート・シュナウベルト博士(ドイツ人の化学博士。カリフォルニアのThe Pacific Institute of Aromatherapyで化学指導)主催のツァーである。

行きたくて仕方なかったが、ちょうどWe have a problem(夫の肺ガン騒ぎの真っ最中)で、いくら本人が「行ってもいいよ」と言ってくれても、敢行して世界三大悪妻の仲間入りをするわけにはいかなかったのである。

ちょっと大雑把な(よく言えば大胆な、かな?)フランスに比べ、ストイックなまでの品質管理にこだわったドイツの精油製法や、ドイツと言えばまずこれでしょう、みたいなジャーマン・カモミールの精油と異国の香りを嗅ぎながら、どんなにWe have problemsでも、人生で掴むことができるチャンスは逃さず掴んでおくべきだなあなどと思ったりする。
(すみません。We have problemsの意味は、報告会参加者しかわかりません。あしからず・・・)


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セミナーの後は、引っ越したばかりの部屋でハウス・ウォーミングパーティ。

ドイツビールとプレッツェル、ソーセージとドイツにこだわって。

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バーグ校長お手製のクヌーデルは、微かに甘いすいとんみたいでお腹に優しい。

アズレンの深いブルーを湛えたジャーマン・カモミール(Matricaria recutita)は、I have some problems(緊張性の頭痛やしばしば現れる皮膚発疹)にはラヴェンダーと共に常備薬のようなもの。

去年逃したクリスマスマーケットツァー含め、いつか制覇するぞ、ドイツ。



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