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ふじみ野、冬のベンゾイン [ブレンド・プロダクツ]

昨日の朝起きてきて、玄関とリビングの間にある水庭を見て慄然とする。

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2坪ほどの水庭の底に溜まった泥のくっきりとしたストライプ。

年末恒例の泥さらいを来週に控え、それまでは黒い泥で底全面が覆われていた水庭の水全体が、一昨日の地震(7日17時18分頃:M7.3震源三陸沖)で横揺れに長時間揺れたのだろう。

津波発生のメカニズムを、縮図で見た思いがする。

あの時はまだクリニックで仕事をしていて、待合室にも患者様がいらしたので、院長室を飛び出て自動ドアを強制開放したり、テレビで情報を収集したりしながらも、東北北関東大震災がフラッシュバックして涙が出そうだった。

せっかくみんなが努力して平穏な日々を取り戻しつつあるのにと、無念さも走る。

昨日は第7回めのアロマテラピー講座を開催する。
平静な一日一日を積み重ねていくことしか、トラウマから脱出する方法は無い。

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ハンドアウトは先週用意できたので、当日はクラフトのハンドクリーム作りの準備をする。

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クリスマスツリーの前の、妊婦さんと元妊婦さん半々の受講者たち。

アロマテラピーの基礎知識と実践編を2時間に渡り、毎度のように拙くレクチャーさせていただく。

ハンドクリーム作りのブレンディングで皆さん楽しく頭を悩まされたが、ベンゾイン2:ナツメグ2:スィートオレンジ4の私のサンプルレシピに引っ張られて、ベンゾインを使う方が多かった。

穏やかで甘くて、身体と記憶の傷口にそっとフタをしてくれるような精油、ベンゾイン(Styrax benzoin)。

バニラ様の香りを放ち、フライヤーズバルサムとしてずっと昔から呼吸器やひび割れの治療に使われてきたベンゾインは、今回の講座の趣旨に最も当てはまった精油だったかも知れない。


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