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自宅、風邪 [ブレンド・プロダクツ]

ったく、この人はさ。

夫が風邪を引いた。

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キッチンに巨大なヤマができているように見えるのは、夫がユーカリプタスとラヴェンダーのエッセンシャルオイルを蒸気吸入しているところである。

アロマテラピーが西洋予防医学に勝利した瞬間である。

なにしろすべてに関して大雑把なこの人が風邪を引くと(滅多に無いことだが)、唯一の同居人は大変な実害を被ることになるんである。

風邪がうつって毎日することに決めていることが出来なくなるのが一番イヤなので、家の中でも(さすがにクリニックではしているが)マスクをしてくれと言っても、「窒息する」とか言って決してしない。

二つ並んでいる歯磨き用のコップだって、目印を無視して平気で私のを使う。

二つ並んでいる電動歯ブラシだって、どうもあっちを使ったりこっちを使ったりしている形跡がある。

これでは彼のウィルスがこっちに侵入してくるのは即刻、日を見るより明らか。
ホントに医者かよと思う。

二日後には当然のように私の喉も痛み出す。

もうっ!

わめき散らしたいこの気持ち。

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こうやって、夏の間しばし遠のいていたオイルたちの出番がやって来る。

マジョラムやバジルをお風呂のお湯に溶かして浸かり込む。
まるで自分がこれからオーブンで焼かれる下処理をされているような気分になる。

ローレルをシャワー後の身体に擦り込んだりすれば、もう一丁上がりって感じである。
発汗作用がハンパ無い。

葛根湯と熱燗(これははずせない)を飲んで、マスクにユーカリを垂らしてかけて即刻寝る。

誰かが、季節の変わり目に風邪を引くのは身体をリセットしなさいよという自然の摂理なんだって書いてたのを思い出して、あれもやらなくちゃ、これもしなくちゃ、と思う気持ちに目をつぶる。

夜9時にベッドに入るなんて、普段なら罪悪感と敗北感に苛まれて絶対出来ないのに、風邪を引いたんだから仕方無いと大義名分を掲げると、ちょっといそいそと読みたい本なぞ抱えて厚手のパーカを着込んで灯下にもぐりこめる。

いざ、おやすみなさいませ、皆様。

冷え込んできましたので、どうぞ皆様もお気をつけて。





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