銀座、ラストクリスマス [フレグランス・ストーリー]
久々の夜遊びである。
同期で丸の内OLだった頃は毎夜のように会社帰りにご飯食べに行っていた銀座へ、12月のしょっぱな、チーム58(4年制大卒同期入社組)が繰り出す。
私以外、皆きちんとしたご家庭の奥様なので、銀座夜遊びは何年ぶりかと興奮気味である。
さて、どこへ行くか。
そこはあの頃(ピザはご馳走だった・・・)、一番おいしいピザはここのだ!と信じて疑わなかった銀座Siciliaで即決。
40年前の人気店が今もあるって本当に貴重。
赤白の大柄チェックのテーブルクロスがめっちゃ昭和のイタリアン。
今の、パンを食べているような分厚い台が苦手ですっかりピザ嫌いになった私。
私のピザの原点がチーズのおこげを食べるためだけにあるような、このうすーいシシリアの皮だからかも知れないなあ。
「これよ、これ!」
と、歓声が上がるのは、30年前と全く変わらないグリーンサラダ。
これまたうすーいキュウリのドームの中にちぎったレタスが詰めてあるだけのシンプルさ。
でも美しいのだ。美味しいのだ。
ああ、シシリア。
大学生のころ、当時付き合っていた現・夫が、シシリアにご飯食べに連れて行ってくれると言うだけで、どんなに嬉しかったことか。
(私も可愛かったなあ。シシリアでよかったんだもんなあ・・・・)
六本木も銀座も場所が若干移動して、昔の穴倉のような秘密めいた雰囲気が無くなってしまったが、メニューは健在、マネージメントしているオジサンも顔は知らないけどなんとなく懐かしい。
4人でワインを2本空けた後、今日は我々の時代を遊び尽くす思いで、近くのオールディーズライブハウス、Kento'sへ。
扉を開けた途端、ステージからはWham!のLast Christmas。
いや〜ん。
案内されたボックス席に腰を落ちつける間もなく、踊り出すチーム58。
ステージ前は思いを同じ時代に馳せたオジたちでいっぱい。
The StylisticsやEarth Wind & Fireと私たちの大学時代の背景に流れていたナンバーが続き、みんなが踊りながら世代を共有する。
楽し〜い!
バブル真っ最中に大学と結婚前の数年を過ごしたことは、決してムダじゃなかった。
何だか毎日が楽しくて仕方が無かったことしか覚えていない。
閉塞感なんて言葉すら思い浮かばなかった。
何の計画も展望も持っていなかったのに、なんかきっとうまくいくって根拠の無い確信だけはあったような気がする。
大学生をそんな気持ちにさせる右肩上がりの時代だった。
そんな時代の空気に混じって流れていたオールディーズや70〜80年代のヒット曲。
懐かしくて、いい曲過ぎて、涙がちょちょ切れる。
58歳でも、女だけのグループと見るや、礼儀正しくダンスのお誘いをしてくれるのがこの世代のオジたちのいいところ。
「女の子(30ン年前だけど)がいたら、誘うのは当然だろ!」って気概があったよ、あの頃のオトコどもは。
ネットも無かったし、ガチで勝負のFace to Face。
薄暗さってもんが皆無の時代がケントスにはある。
気が付けばはや今日が終わりそうな時間。
それぞれ30ん年、家庭をしっかり守ってきたチーム58メンバーは、その時間に驚き慌てふためきつつ、いいトシをしたシンデレラのように急ぎ帰途につく。
みんな長い間頑張ってきたんだもんね。
今宵くらい、ご主人も大目に見てくれるでしょ。
遅刻してシンデレラの帰宅。
(コニファーのドア飾りはS子ちゃん作。ありがとう!)
私のラストクリスマスはいったいいつだった?
結婚37年目の夫ははや高いびきである。
同期で丸の内OLだった頃は毎夜のように会社帰りにご飯食べに行っていた銀座へ、12月のしょっぱな、チーム58(4年制大卒同期入社組)が繰り出す。
私以外、皆きちんとしたご家庭の奥様なので、銀座夜遊びは何年ぶりかと興奮気味である。
さて、どこへ行くか。
そこはあの頃(ピザはご馳走だった・・・)、一番おいしいピザはここのだ!と信じて疑わなかった銀座Siciliaで即決。
40年前の人気店が今もあるって本当に貴重。
赤白の大柄チェックのテーブルクロスがめっちゃ昭和のイタリアン。
今の、パンを食べているような分厚い台が苦手ですっかりピザ嫌いになった私。
私のピザの原点がチーズのおこげを食べるためだけにあるような、このうすーいシシリアの皮だからかも知れないなあ。
「これよ、これ!」
と、歓声が上がるのは、30年前と全く変わらないグリーンサラダ。
これまたうすーいキュウリのドームの中にちぎったレタスが詰めてあるだけのシンプルさ。
でも美しいのだ。美味しいのだ。
ああ、シシリア。
大学生のころ、当時付き合っていた現・夫が、シシリアにご飯食べに連れて行ってくれると言うだけで、どんなに嬉しかったことか。
(私も可愛かったなあ。シシリアでよかったんだもんなあ・・・・)
六本木も銀座も場所が若干移動して、昔の穴倉のような秘密めいた雰囲気が無くなってしまったが、メニューは健在、マネージメントしているオジサンも顔は知らないけどなんとなく懐かしい。
4人でワインを2本空けた後、今日は我々の時代を遊び尽くす思いで、近くのオールディーズライブハウス、Kento'sへ。
扉を開けた途端、ステージからはWham!のLast Christmas。
いや〜ん。
案内されたボックス席に腰を落ちつける間もなく、踊り出すチーム58。
ステージ前は思いを同じ時代に馳せたオジたちでいっぱい。
The StylisticsやEarth Wind & Fireと私たちの大学時代の背景に流れていたナンバーが続き、みんなが踊りながら世代を共有する。
楽し〜い!
バブル真っ最中に大学と結婚前の数年を過ごしたことは、決してムダじゃなかった。
何だか毎日が楽しくて仕方が無かったことしか覚えていない。
閉塞感なんて言葉すら思い浮かばなかった。
何の計画も展望も持っていなかったのに、なんかきっとうまくいくって根拠の無い確信だけはあったような気がする。
大学生をそんな気持ちにさせる右肩上がりの時代だった。
そんな時代の空気に混じって流れていたオールディーズや70〜80年代のヒット曲。
懐かしくて、いい曲過ぎて、涙がちょちょ切れる。
58歳でも、女だけのグループと見るや、礼儀正しくダンスのお誘いをしてくれるのがこの世代のオジたちのいいところ。
「女の子(30ン年前だけど)がいたら、誘うのは当然だろ!」って気概があったよ、あの頃のオトコどもは。
ネットも無かったし、ガチで勝負のFace to Face。
薄暗さってもんが皆無の時代がケントスにはある。
気が付けばはや今日が終わりそうな時間。
それぞれ30ん年、家庭をしっかり守ってきたチーム58メンバーは、その時間に驚き慌てふためきつつ、いいトシをしたシンデレラのように急ぎ帰途につく。
みんな長い間頑張ってきたんだもんね。
今宵くらい、ご主人も大目に見てくれるでしょ。
遅刻してシンデレラの帰宅。
(コニファーのドア飾りはS子ちゃん作。ありがとう!)
私のラストクリスマスはいったいいつだった?
結婚37年目の夫ははや高いびきである。
2014-12-05 16:08
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