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ふじみ野、クリスマスライブ [クリニック・シンドローム]

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折れたよ。

スティックの先が飛んだ途端、心の中でも何かがふっと折れた気がする。

ああ、ちょっと休めってことなんだろう。

5回の海外渡航を含め、走りに走った1年の終わり。
スティックでなく、心のアキレス腱が切れる前に。

今年最後のドラムレッスンは、山下達郎の「クリスマス・イブ」。
名曲である。

多感な大学生時代の私たち(♪そんな時代もあったねとぉ〜〜♪)のバックに流れていた達郎や竹内まりやの曲は、豊かな国の象徴だったアメリカの陽気でトラッドなテイストを、日本の風景にうまく当てはめて輝いていたと思う。

めちゃめちゃ憧れましたとも。

「クリスマス・イブ」は、遠距離恋愛の恋人たちの別れの切なさや、若者の社交場だったスキー場への高揚感が交差する駅の情景を描いたJR東海のCFにぴたりとはまって流れていた。
間奏にパッヘルベルのカノンを挟んだクラシックテイストが、ホーリーで特別な空気を熟成させて。

きっと君は来ない、一人きりのクリスマスイブ。

来るか来ないか、メールやLINEで一発で分かる今日では決して味わえない、不安と期待に押し潰されそうな長い待ち時間って、人生にコクと深みを出すためには絶対必要だって思うんですけど、若者諸君、いかがでしょうか?



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クリニックでは、NCでお嬢様二人を出産された飯田翔子さんとギタリストの溜修一さんのデュオ、「88」のクリスマスライブ。

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ドラムレッスンから駈け戻って、クリニックのスタッフと出入りの業者さんたち総動員で、手作りの会場作りに追われる。

「クリスマス・イブ」の感傷に浸ってるヒマ無し。
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有能な女性の出産前後のブランク活用とその後の活動の応援、核家族時代における母子の孤立化対策(っていうと堅苦しいんですが・・)を掲げてスタートした、NCカルチャークラブ。
翔子さんのライブは、このクリニックの活動のいわゆる旗振り役である。
去年は、屋上ウッドデッキで真夏の野外ライブとなり、盛り上がった。

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ギターにのる透明な歌声は凛として、ご主人様の理解に支えられて、小さなお嬢さんたちを育てながら自分の活動を続ける彼女の生き方を投影している。

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オーディエンスは患者様や音楽仲間。

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團紀彦設計は、まさにこのイヴェントを予感していたかのような高い天井に跳ね返る音響効果である。

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厨房スタッフの尽力でセッティングされた打ち上げも、超楽しく。
裏方もものすごい充実感だ。

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翔子さん、溜さん、これからもご活躍を!

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