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軽井沢、朝練 [フレグランス・ストーリー]

地獄のような渋滞を避けて連休直前の金曜夜遅く、仕事を終えたくたくたの身体で、別荘開きも済んでいない軽井沢に、一人ワンズと到着する。

夫よ、息子よ。

冬眠していた別荘を開け、1年で軽井沢が一番混むこの時期の滞在の段取り(期間中の食事の手配含め)を組むことを甘く見ないで欲しい。
誰が手伝ってくれるわけでもない、私が一人でやるんだから。

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とりあえず家具の覆いを取って自分のベッドだけを作り、泥のようにその晩は眠る。
体調は相変わらずイマイチ。
1週間後のインド行き、限りなく不安だ。


朝は鳥の声で目が覚める。
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・・・ていうと月並みでヤラセな感じだが、ここではそれが真実だ。

普段は7時にベッドを抜け出すのがやっとの私だが、ここでは頭の中にこの曲が突如鳴り響き、布団にまだもぐっているミナサン(トイプー2匹)を追い出して飛び起きる。


初夏の軽井沢で一番素晴らしいのは、夜明けから観光客が蠢き出すまでの数時間である。

先ずは顔をザブリと洗って日焼け止めだけ塗って(これ重要。紫外線は東京の比じゃない)車で3分の追分近くのMOTOTECA COFFEEへ淹れたてラテを買いに行く。
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すでに別荘族の車好きオジさま達の朝食タイム。
にぎやかだ。

東京のスタバでは一応まずいノンファットラテを飲んでいるが、軽井沢の風味豊かなミルクを贅沢に使ったここのラテは、あー、軽井沢いいじゃないか、と思わせてくれる。

次に旧軽銀座のブーランジェリー浅野屋へ、これもお決まりのシナモンベーグルを買いに行く。
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モトテカも浅野屋も朝7時からの営業だ。
9時を過ぎれば、別荘周辺の道路は渋滞で身動きが取れなくなるから、その前の時間はロコ(にわかでも)だけのパラダイスである。

浅野屋のシナモンレーズンベーグルは、究極のモチモチベーグル、買ったその場で食べるのがサイコーに美味しい。
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これで朝ご飯終わり。

別荘に帰ったら、毎日の日課のドラムを練習する。

もちろん別荘にはドラムもトレーニングパッドも無いので、雑誌を重ねてくずれないようにガムテープで留めた束(笑)が、ドラムの代わりだ。
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緑の風が、テンポもテンションも上げてくれる。
めっちゃ気持ちいい。

学生の頃の辛過ぎた合宿朝練とは比べ物にならない、自分の眠っている力をひたすら引き出していく作業に没頭できる愛しい時間。

練習を終えるとさあ、ここから掃除、夏の間の巣作り、そして客人を迎えるための大量の買い物である。

今年の軽井沢、スタートである。




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