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混迷のインド、でもまた行きたいかも・・・ [セルフィッシュ・ジャーニー]

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ニューデリー空港のイミグレーションを抜け、後ろを振り返る。

ざまーみろ!
(また言ってしまった・・・)

ついにインド脱出。
もう10時間もすれば快適で清潔な日本じゃ。

インドなんか二度と来るか、ボケっっ!



・・・・・。。

ああ、こういうことなんだなあ、あの本のタイトルは。
http://patchouli.blog.so-net.ne.jp/2015-03-02


日本が3時間早く目覚める頃、空港近くのホテルでのエクストラな滞在の中で、チェンナイまでのガイドをしてくれたランジャンと連絡を取ることに成功。

ランジャンは当日深夜のANA便で(インド人も避けるエアインディアか・・・)日本へ渡航予定。
忙しい中、ホテルに駆けつけてくれる。

ランジャンは私が買ったJALのチケットの値段を聞いて驚き、一緒に空港まで行って、精一杯例のツァーデスクでクレームをつけ、エアーインディアのカウンターでキャンセルの証明書を取り直してくれたけど、私が動転してbillを受け取るのを失念していたため、もう何を言ってもお金が戻るわけではない。

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ありがとう、ランジャン。

彼は、
「マナさん、私の過去4年間のお客さんの中で、こんな高いチケット売りつけられた人いませんよ」
と残念がってくれたけど・・・・

でもさ、ランジャン。

あの完璧アウェイの状況下で、このチケットを買う以外、私に何か方法があったのだろうか?

あとはただツァーデスクがよこしたコンファームシートが偽物でないことを祈るのみ。
(それもあり得ると思えるところがインドである)

人影のなかった深夜とは違って活気を取り戻した午後のJALカウンターで、可愛らしいインド人の地上スタッフに、
「オカエリナサイマセー」
と言われた時には涙ぐみそうになる。
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昨夜同じ場所に、日本語のほんの小さなかけらも落ちていなかったことを考えると、まるで違う国のようである。

コンファームシートと引き替えに渡されたボーディングパスは、いつもなら使い捨てるところだが、今回ばかりはまるで宝石のように思え、愛おしい。
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これで日本へ帰れるんだ。

二重三重にコトを面倒にして私を引き止めたインドともついにおさらばだ。

・・・で、あのタイトルどおりの暴言である。



予想はしていたけど、インドは気の抜けない手強い国であった。
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(Village-Ajabgarh Dist, Rajasthan, near Amanbagh)
(すみません。このオジさんは無関係です)

また、予想よりも衛生状態は悪くないが、その辺の水を飲むのは止めた方がいいのであった。
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(Amanbagh Alwar, Rajasthan)

そして予想よりもはるかに楽しく・・・・
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(Village-Ajabgarh, Alwar, Rajasthan)

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(Somerset Greenways Hotel,Chennai)

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(Taj Mahal, Agra)

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(Chand Baori, Rajasthan)

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(Bara Imambara, Lucknow)

予想をずっとずっと超えて美しい国であった。

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(Amanbagh, Rajasthan)

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(The Shipra International Hotel, New Delhi)

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(Bara Imambara, Lucknow)

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(Amber Palace, Jaipur)

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(Taj Mahal, Agra)

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(Bara Imambara, Lucknow)

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(Amber Palace, Jaipur)

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(Chand Baori, Rajasthan)

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(Amanabagh, Rajasthan)

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(Bara Imambara, Lucknow)

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(Hawa Mahal, jaipur)

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(Bara Imambara, Lucknow)

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(Rambagh Palace, Jaipur)

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(Ganga, near Kannauj)

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(Ganga, near Kannauj)

旅を企画し、レアな香料の探索を実現してくれた調香師、ミスター稲葉に心から感謝。
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香料の勉強をしてみたい方は、是非こちらのワークショップをお訪ねください。
http://www.profice.jp/prof.html
(現在は大分県へ移転しています)

そして最後の最後まで日本人の味方になってくれたガイド、ランジャンには抱きしめたいほどのTHANKSを。
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バックパッカーのように自らの素手で国と対峙する勇気が無い私たちは、ガイドというリトマス試験紙を一旦通過した国しか知ることが出来ない。
そういう意味で、ガイドってある意味、下手な政治家より外国に影響あるんじゃないかと思いますよ、ランジャンさん。

「お腹を壊さず、インチキに会わない安全なインドの旅」を保障するランジャン・ジャーニー。
私がランジャンと別れた途端、散々な目に遭ったことから、この保障がダテじゃないことが分かろうかと思う。

インドを楽しく旅行したい方は是非こちらへ。
http://ameblo.jp/ranjan/theme-10084935217.html


今回はほとんど観光というものをしていないが、インドには見るべきものがもっともっとあるのだろうと思う。
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(Amber Palace, Jaipur)

日本人にはピンとこない階級が生活の中に厳然とあり、900近い人種と言葉を有し、計り知れない人口を抱えるため、どうしても制度や手続きが複雑で面倒になる。
日本ならAからBへダイレクトにいくのに、インドではその間に中間のマージンや仕事を取る人が無数に挟まるからだ。
そうやって利益を分配しないと、生きていくことが出来ない国である。

その辺はガイドに従って、うまく避けていくしか無い。



さあ。
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心折れることもあったけど、最後まで健康だけは損なわずに元気で帰って来られたし、楽しい思い出もいっぱい詰まった、予想どおりに濃かったインドの旅。

また行くかと問われたら、躊躇無くYESと言おう。
(でも絶対、航空会社はよく考えて・・・)

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また続編を書く日を夢見て、混迷のインド、一旦終了です。


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