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千鳥ヶ淵、春の心は [フレグランス・ストーリー]

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桜の海の中で目覚めて、花見をしながら朝食をとる。

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出店や宴会が禁止されている千鳥ヶ淵緑道は他の桜の名所に比べれば静かな方なのだろうが、それでも外の賑わいは階上まで上がってくる。
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周囲が国有地ばかりで普段は人通りのほとんど無い緑道に面したこのマンションは、駅やスーパーからもやや遠く、日常生活にはちょっと不便だ。
価値はこの一週間のためにだけにあると、それは多分住人の誰もが思っていることだろう。
非常にコスパの低い所有物ではある。
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ものすごい人出である。
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生後半年のMr.カント、桜見物客の見物に余念がない。
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夕刻になればシャンパンを1杯飲んで、友人との食事に出掛ける。
銀座までは普段ものの10分であるが、この花見ウィークだけは内堀通りに脱出するだけで30分かかる(涙)
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18時に照明が点灯すると、それはもう浮世にいるとは思えない景色が浮かび上がる。
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辺りの闇が濃くなればなるほど艶かしさが際立ち、食事の後に残った酔いを増幅させる。
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恒例の花見パーティにご参加の皆様、私のみ満開の桜を楽しんで申し訳ありません・・・・

当日は・・・

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これでしたものね。


桜が意のままにならぬことは古今言われてきたことで、私も毎年ここで在原業平の和歌を引用する。
お約束なので今年も一応。

世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

毎年パーティをセッティングする立場としては、痛いほどこの気持ち、分かります。



まだ五分咲きにも到達しない桜を前にして、それでもこの狭い部屋にこれだけ人が入るのだと住人の私がびっくりするくらい沢山の友人が今年も集って楽しんでくださった。
住人冥利に尽きる。
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恒例となったギタリスト高橋マコトさんと、パーカッショニスト里ちゃんのセッション。
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2月の合同ライブで組んだバンドメンバーはギターを三味線に持ち替えて。
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大阪から参戦した大学時代の友人。
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チーム58。
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獅子座VS乙女座連合。
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22時のライトアップ消灯に合わせ、お開きの合い言葉はSee You Net Year.

5年前、震災のわずか3週間後に、しんとした白い桜をここで眺めたことを思うと、来年もまた素敵なお花見ができる平和な日本と元気な私でいられることを心から願う。

本日、雨の日曜。
最後の桜の下に傘の花が咲く。
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桜にもSee You Next Year.



またお会いしましょう。

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by宴会部長&監査役







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