チュニス、街角の色 [セルフィッシュ・ジャーニー]
首都チュニスは、美しい異国情緒あふれる町だ。
特に目を惹くのは、鮮やかな青いドアだ。
どんなほの暗い路地の向こうにも、ちらりとブルーが見える。
これは素敵だ。
そういう条例があるのかと思うくらい(実際は無いそうだ)、ドアというドアは様々な明度のブルーで塗られている。
それでもつまらなく平坦でないのは、それぞれの家が独自の感覚でモスマール(鉄鋲)で、オリジナルのデザインを施しているからだ。
お約束は3つのドアノッカーで、上2つは大人用。左が男性用、右が女性用。
下の小さなのは子供用。
それぞれ鉄の輪の太さが違うので音色が異なり、中に居る人はこれを聞き分けて来訪者を知るという。
ドアだけでなく、車も、洗濯物も、町ゆく人の衣装にも、どこかにブルーが映り込む。
近郊の小さな町に出かけると、海に向かう勾配が町の表情をさらに豊かにする。
眩しい陽光をちょっと遮る日陰に佇む猫がアクセントになる。
白い壁にペイントされたみずみずしい魚のモチーフは、幸運を呼び寄せるお守りだそうだ。
チュニスの町の本当の魅力は、複雑な迷路が旅情を掻き立てるカスバ周辺にある。
しかも夜。
どこからか香ってくる艶かしい花の香りに誘われながら、ガス灯のような明かりに導かれて迷路を散策すると、セピア色の映画の中に入り込んだような錯覚に襲われる。
アパートのオーナーに紹介してもらったレストランは、まるでカサブランカの世界。
アルコールを置く店が極端に少ないイスラムの町では貴重な存在。
ワインが無くては一日たりとも生きていけない二人、ここへ通い詰める。
http://www.dareljeld.com
ほろ酔いで、メディナのラビリンスをどこまでも歩いていきたいような気がする。
特に目を惹くのは、鮮やかな青いドアだ。
どんなほの暗い路地の向こうにも、ちらりとブルーが見える。
これは素敵だ。
そういう条例があるのかと思うくらい(実際は無いそうだ)、ドアというドアは様々な明度のブルーで塗られている。
それでもつまらなく平坦でないのは、それぞれの家が独自の感覚でモスマール(鉄鋲)で、オリジナルのデザインを施しているからだ。
お約束は3つのドアノッカーで、上2つは大人用。左が男性用、右が女性用。
下の小さなのは子供用。
それぞれ鉄の輪の太さが違うので音色が異なり、中に居る人はこれを聞き分けて来訪者を知るという。
ドアだけでなく、車も、洗濯物も、町ゆく人の衣装にも、どこかにブルーが映り込む。
近郊の小さな町に出かけると、海に向かう勾配が町の表情をさらに豊かにする。
眩しい陽光をちょっと遮る日陰に佇む猫がアクセントになる。
白い壁にペイントされたみずみずしい魚のモチーフは、幸運を呼び寄せるお守りだそうだ。
チュニスの町の本当の魅力は、複雑な迷路が旅情を掻き立てるカスバ周辺にある。
しかも夜。
どこからか香ってくる艶かしい花の香りに誘われながら、ガス灯のような明かりに導かれて迷路を散策すると、セピア色の映画の中に入り込んだような錯覚に襲われる。
アパートのオーナーに紹介してもらったレストランは、まるでカサブランカの世界。
アルコールを置く店が極端に少ないイスラムの町では貴重な存在。
ワインが無くては一日たりとも生きていけない二人、ここへ通い詰める。
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ほろ酔いで、メディナのラビリンスをどこまでも歩いていきたいような気がする。
2016-04-26 11:51
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