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いつでもどこでも、ハイドロソル [ブレンド・プロダクツ]

今日はちょっと趣向を変えて、オフィキナリスのクライアントさんからの質問が多いハイドロソルについて。

ハイドロソルとはEOを水蒸気蒸留法で採取する際にできる芳香蒸留水のことです。
芳香植物を蒸気で蒸したり、水に入れて加熱すると、芳香成分を含んだ蒸気が沸き上がります。
この蒸気を冷却してまた液体に戻すと、濃厚な成分を含んだEOと、少量ながら同等の水溶性成分を含んだ水分が分離して採取されます。
この水分の方がハイドロソルです。

ハイドロソルは有効成分の含有量がEOに比べてかなり低いので、効果を絶対出したい!という方はかなり根気よく使わなければなりません。
その代わり不要物や毒性の含有量も相対的に低いし、オイルのようにべたつかず、親水性があり、小さな子供にも安心して使え、用途は限りなく広がります。

他社のものは内用できるかどうかわかりませんが、私がインストラクターの勉強をしたヴィ・アローム社のハイドロソルは、湧き水を使って有機植物を蒸留した最初の20ℓだけを採取したものなので3ヶ月以内なら飲むことができます。
プロヴァンスで採取されてから日本に輸入されるまでにほぼ1ヶ月が要されるとすれば、私たちの手元に届いてからは2ヶ月以内なら飲用が可能だということです。
我が家では小型のワインセラーの中でハイドロソルを保存しています。
冷蔵庫でもいいのですが、冷えすぎて香りが飛ぶような気がするからです。
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飲み方はさまざまですが、私はコントレックス500mlに10ccを入れて1日に3本飲みます。
ティーカップ1杯のお湯に5ccを入れて飲むのも暖まってお勧めです。
アルテミジア(Armoise)、ローズマリー(Romarin)は比較的飲みやすく、毒素の排出を助けます。
香りがよく、フラワージュースのようなローズゼラニウム(Geranium)も身体のバランスを整えてくれます。
すっきりしたいときはペパーミント(Menthe)もいいのですが、私の経験では少し少なめに入れたほうが飲みやすいと思います。
妊婦さんと小さなお子さんの内用は避けましょう。

ハイドロソルは化粧水としてもとても優秀です。
私はセージ(Sage)とワイルドローズ(Rose)のハイドロソルを1ヶ月おきに交代で使っています。
タイアリング(疲れ)やフェイディング(慣れ)がハイドロソルにもあるのかどうかわかりませんが、EOと有効成分が同じだとすれば同じものを使い続けることによってその効果が薄れることも、同じように起こる気がするからです。
セージのハイドロソルはものすごい匂いがするので最初顔に付けるのはかなりためらうのですが、しわ防止には一番!と、いいところを直球でついてきます。

冬場、暖房で乾燥した肌には、ローズ・ハイドロソルをローションパックすると、パックしている間中幸せな香りに包まれ、しっとり感がよみがえります。
フェイシャル用の大きめのコットンを4〜5枚に薄くはがし(できるだけ薄くはがすのがコツです。厚い方がたっぷり浸透していいような気がしますが、肌に密着しません)、ハイドロソルを含ませて顔中に張り付け15分くらい置きます。
ミイラのようにコットンを貼付けた顔は、結構怖いです。

幼児の入るお風呂にはEOでなく、ラヴェンダー(Lavender)かカモミール(Chamomile)のハイドロソルを入れます。
夜ぐずらずに、ぐっすり眠ってくれることでしょう。

紹介し出すときりがないので、今回はこのへんで。
とにかくいろんな使い方ができて楽しいし、EOより禁忌に気を遣わずに使えるのがハイドロソルです。
・・・で、いつでもどこでもハイドロソル、なのです。






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