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クリニック、ベッカム・カプセル [ブレンド・プロダクツ]

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人ひとりがやっと入れるカプセルの中に入れられ、表面のジッパーをジャーッと閉められたときは、言葉は適切ではないかもしれないが、棺桶の中に入ったような気持ちがした。
それでも新しい体験にはプラス思考!という訳で、携帯を業者さんに渡して、写メを撮ってもらう。
それがこの写真だ。

ベッカム、ハンカチ王子というまた宣伝効果抜群のイケメン・トップアスリートたちが使っているというので有名になった米国製酸素カプセルのデモが、クリニックであった。
業者の宣伝文句をそのまま引用すれば、カプセル内に清浄な空気を注入することによって空気圧を通常の1.3倍にまで高め、酸素を通常より多く体内に取り込ませるのだと言う。

酸素が血液、体液に多く取り込まれれば何が起こるのかというと、末梢細胞に酸素が行き渡り、身体機能の向上、疲労回復、老化防止、創傷治癒のスピードアップ(皮膚の再生速度が高まるという)が期待できるというのだ。
ふうん。
まあ、理屈はそうだが、空間の酸素が多くなっただけで、それはイコール体内に取り込まれる酸素量が増えることになるんだろうかという疑問が残る。

とにもかくにも自分の身体で試して実感してみるのが一番だ、というので院長は産後の創傷治癒、疲労回復に採用の価値ありと判断したデモ機をもう一度運び込んでもらう。
業者さんも財布のひもを握っている奥さんを説得しなくては、と院長へのデモの時より必死さが増大している。

外から見ると死体バッグか簡易な棺桶のようで、げっ、この中に入るの?と普通の人は二の足を踏むだろう。
閉所恐怖症の人はダメな人が多いという。うん、そうだろう。

中に横たわり、ジッパーが閉められ、完全密閉状態になる。
空気圧計と非常用ナースコールが手渡されているので、それを握りしめる。
バルブからガス室を思わせるようなシューシューと音がし出してどきどきし、耳がきーんと痛くなる。
慌ててあくびをしたり、唾液を飲み込んだりして圧抜きをする。

あとは40分、一人の世界だ。
ぼんやり眠くなってくる頭で、ここに香りを入れることはできるのか、加圧された空気の中でEOはどう香るのだろうか、を考え、試したくなってくる。
・・・が、いつの間にか爆睡してしまう。

コンコン、と特殊ガラスの窓をノックされ、減圧も終わり行程が終了したことを知る。
ジッパーを開けてもらい、通常の世界に生還。
う〜ん、ものすごく疲れがとれた、という実感は正直薄い。

EOを持ち込むことが可能かどうかを聞くとOKとのことだったので、電池式のデフューザーにヴィアロームの「オランジェリー」を仕込み、再度カプセル・インする。
最初密閉された空間で香しいフレッシュな香りはいかんなく香ったが、加圧が頂点に達する頃はほとんど香らなくなった。(これは次に試してもらった若いセラピストの子も言っていたので間違いないと思う)
分子が圧縮されて構造が変わるのか、原理は追求しないとわからないが、アロマテラピーとコラボさせるには何らかの工夫が必要であることが分かった。

その夜は義弟夫婦と赤坂で食事し、帰宅は夜中を過ぎた。
意識はすっきり、胃のムカムカもなし。
夜遅くまで飲んで鏡を見ると、疲れたオバサン顔にがっくりくるのが常だが、その日は化粧崩れも無くまだ数時間がんばれそう(がんばれないが・・)。

これって、酸素カプセル効果?











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