バンコク、花に埋もれて [セルフィッシュ・ジャーニー]
天国にかなり近い島サムイから、地上の人類の坩堝バンコクに降り立つ。
夕食後ナビゲーターの従兄に、早朝やってくる客足に合わせ、深夜にぞくぞくと切り花が荷下ろしされるパークロン切り花市場に連れて行ってもらう。
まずはタイの花、オーキッドの鮮やかな色彩が、裸電球の闇の中に浮かび上がる。
ものすごい活気だ。
そしてものすごい花の量だ。
そしてロータス。
香りは無いが、そのオブジェのような完璧なフォルムがタイの仏教やインテリアに気品を添えているのは間違いが無い。
そして・・・
気高い芳香を放つアラビアン・ジャスミン(Jasmine,arabian:Jasminum sambac)が、泥道に舞い降りた天使のごとく路地で無造作に量り売りされている。
ポーワン・マライのパーツ用にすでに糸に通されてビニール袋に入れられ、氷詰めになっている。
ポーワン・マライを作りながら売っている店もある。
私の宝の山はこんなところにあったのだ。
日本に持って帰っても1日2日でダメになってしまうことは判っていても、自分のものにせずにはいられない。
1袋400バーツ(1,200円)のジャスミンを2袋、ジャスミンだけでできた真っ白なポーワン・マライ1つ15バーツ、白いロータス15本束200バーツを2束、細工がしてあるロータスのアレンジメント70バーツを買う。
荷物持ちの従兄は大変。
でもいつまでもいつまでもその人ごみに飲まれてジャスミンの傍に立っていたい思いにかられる。
あれだけの色彩の坩堝の中から買ったのはやっぱり白い花ばかり。
深夜ホテルの部屋で、持ち込んだ花々の撮影をひとりで黙々と行う。
ジャスミン・サンバックの香りでめまいすら憶える。
投宿先のThe Orientalの廊下には何年も変わらずロータスのこのアレンジメントが。
香しいバンコクの夜に、乾杯。
私はこのサンバックの香りに満ちた夜を、生涯忘れないだろうと思う。
夕食後ナビゲーターの従兄に、早朝やってくる客足に合わせ、深夜にぞくぞくと切り花が荷下ろしされるパークロン切り花市場に連れて行ってもらう。
まずはタイの花、オーキッドの鮮やかな色彩が、裸電球の闇の中に浮かび上がる。
ものすごい活気だ。
そしてものすごい花の量だ。
そしてロータス。
香りは無いが、そのオブジェのような完璧なフォルムがタイの仏教やインテリアに気品を添えているのは間違いが無い。
そして・・・
気高い芳香を放つアラビアン・ジャスミン(Jasmine,arabian:Jasminum sambac)が、泥道に舞い降りた天使のごとく路地で無造作に量り売りされている。
ポーワン・マライのパーツ用にすでに糸に通されてビニール袋に入れられ、氷詰めになっている。
ポーワン・マライを作りながら売っている店もある。
私の宝の山はこんなところにあったのだ。
日本に持って帰っても1日2日でダメになってしまうことは判っていても、自分のものにせずにはいられない。
1袋400バーツ(1,200円)のジャスミンを2袋、ジャスミンだけでできた真っ白なポーワン・マライ1つ15バーツ、白いロータス15本束200バーツを2束、細工がしてあるロータスのアレンジメント70バーツを買う。
荷物持ちの従兄は大変。
でもいつまでもいつまでもその人ごみに飲まれてジャスミンの傍に立っていたい思いにかられる。
あれだけの色彩の坩堝の中から買ったのはやっぱり白い花ばかり。
深夜ホテルの部屋で、持ち込んだ花々の撮影をひとりで黙々と行う。
ジャスミン・サンバックの香りでめまいすら憶える。
投宿先のThe Orientalの廊下には何年も変わらずロータスのこのアレンジメントが。
香しいバンコクの夜に、乾杯。
私はこのサンバックの香りに満ちた夜を、生涯忘れないだろうと思う。
2008-08-18 21:05
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