SSブログ

バンコク、花に埋もれて [セルフィッシュ・ジャーニー]

天国にかなり近い島サムイから、地上の人類の坩堝バンコクに降り立つ。
夕食後ナビゲーターの従兄に、早朝やってくる客足に合わせ、深夜にぞくぞくと切り花が荷下ろしされるパークロン切り花市場に連れて行ってもらう。
P1010422.JPG
P1010424.JPGP1010428.JPG
P1010421.JPGP1010429.JPG
P1010425.JPG
まずはタイの花、オーキッドの鮮やかな色彩が、裸電球の闇の中に浮かび上がる。
ものすごい活気だ。
そしてものすごい花の量だ。

そしてロータス。
P1010415.JPG
P1010419.JPG
香りは無いが、そのオブジェのような完璧なフォルムがタイの仏教やインテリアに気品を添えているのは間違いが無い。

そして・・・
気高い芳香を放つアラビアン・ジャスミン(Jasmine,arabian:Jasminum sambac)が、泥道に舞い降りた天使のごとく路地で無造作に量り売りされている。
P1010417.JPG
P1010412.JPGP1010409.JPG
ポーワン・マライのパーツ用にすでに糸に通されてビニール袋に入れられ、氷詰めになっている。
P1010414.JPG
ポーワン・マライを作りながら売っている店もある。
私の宝の山はこんなところにあったのだ。

日本に持って帰っても1日2日でダメになってしまうことは判っていても、自分のものにせずにはいられない。
1袋400バーツ(1,200円)のジャスミンを2袋、ジャスミンだけでできた真っ白なポーワン・マライ1つ15バーツ、白いロータス15本束200バーツを2束、細工がしてあるロータスのアレンジメント70バーツを買う。
荷物持ちの従兄は大変。
でもいつまでもいつまでもその人ごみに飲まれてジャスミンの傍に立っていたい思いにかられる。
P1010457.JPG
P1010459.JPG
あれだけの色彩の坩堝の中から買ったのはやっぱり白い花ばかり。
深夜ホテルの部屋で、持ち込んだ花々の撮影をひとりで黙々と行う。
ジャスミン・サンバックの香りでめまいすら憶える。

P1010475.JPGP1010476.JPGP1010474.JPG
投宿先のThe Orientalの廊下には何年も変わらずロータスのこのアレンジメントが。
P1010503.JPG
香しいバンコクの夜に、乾杯。
私はこのサンバックの香りに満ちた夜を、生涯忘れないだろうと思う。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。