自宅、新年の室礼 [フレグランス・ストーリー]
あおちゃんだ、忘年会だ、クリスマスだ・・・・とめくるめく師走を過ごしていると、気が付けば2008年はあと2日しかない。
2008年はリスボンで明けた。
今年は孫の誕生が年末ぎりぎりで、海外へは行きそびれ、久しぶりに自宅でしっとり(?)正月を過ごすことになる。
自宅で・・って簡単に言うけど、大変なのはその準備をする主婦(つまり私)なんであるケド。
夫の実家が毎年ものすごいド派手な正月を催してきたせいで、ヨメたる私はこき使われ、酒宴の相手をさせられる正月が大嫌いだった。
夫が諸事情で家を出、開業して、ようやくお役御免となる。
私はあんな正月はやらない。
心に固く決めて、現在は自分流の正月を楽しむことにしている。
去年、夫の実家が取り壊され、この輪島塗のお屠蘇セットがなぜかうちに回って来る。
お屠蘇なしでシャンパンでいってしまう我が家は、玄関のバックのチャン・ジェン・ホンの墨絵のプレミアシャンパンとともにディスプレイに使ってしまう。
色がちょっと寂しいので、緋色の帯締めを一本、横切らせる。
テーブルのコーディネートはこんな感じか。
輪島の小盆にバカラのグラス、菱形の取り皿は塗りのような色の陶磁器だ。
箸置きには水引と山茶花の小枝。
グラスと水引を立てることで、盆の上を平面にしない。
立体感を出すことでテーブルは生き生きとしてくるものだ。
明日はお手伝いさんと一緒に、大量の雑煮の仕込みと筑前煮作り。
普段あまり会うことの無い息子たちが、唯一楽しみにしているものなので、ちょっとばかり張り切る。
まー、海外へいきそびれて家での正月も、たまにはいいもんかもしれない。
ちなみに今年のうちの鏡餅。
テーマは「INDIA」。(2008年エルメスのテーマと同じ。だからどうした、って・・・)
2008-12-30 15:39
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