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渋谷、行くしかない [フレグランス・ストーリー]

行くしかない。

男達のアロマテラピーが終わった後。
前から欲しくて大騒ぎしていた一眼レフ選びに次男が付き合ってくれると言う。

教授に「写真に夢中になって建築を捨てた学生を沢山知っている。キミも気をつけなさい」と自分のブログに書き込まれたヤツだ。
ナビゲーターとして不足はない。

しかし。
なにしろ、ゴキブリが一度入ったことのある炊飯器を、買い替えのために家電量販店に行くのが嫌で、未だに使ってるくらい家電音痴である。
我が家には地デジ対応でない大きな(画面でなく厚さが)TVが3台、未だに現役ばりばりなんである。

なぜゴキブリが炊飯釜に入ったかというと、夫が一人の時に彼と(彼女かも知れないが)鉢合わせしてしまい、パニクって開いていた炊飯釜に追い込み、蓋を閉めて仕留めたつもりになっていたんである。

驚いたのは次の日に来たお手伝いさんである。
「どこから入れるんでしょう?」
サツさんには、彼が(or彼女)自発的にワープして入ったとしか思えなかったようである。

簡単な機器一つ買うのにも、ずらりと並んだ様々な機種の中から選ばなければならない。
その作業には、どこにも指針がなく、基準も無い。(本当はあるのだろうが)
その大海の中から小魚を拾うような量販店での過程が苦手なんである。

この不況でも、ご飯がおいしく炊ける10万円ほどする炊飯器がバカ売れだそうである。
何を言うか。
うちを見なさい。

東京で一番行きたくないのは秋葉原である。
◯ドバシカメラや◯ッグカメラなんてアラスカに行くのより非現実的だ。

大海の小魚感にプラスされたあの狭い空間に詰め込まれた人とモノ。
そのぎっしりさが緊張感をマックスにする。

ネットで買ってもいいし、もしくは買って来てくれてもいい、と泣きつくが、一番安い値段で、自分の手に持った感覚で買わなければダメ、というのがセンセイの持論だ。

行くしかない。

渋谷の◯ッグカメラに入った途端、顔から血が引いていくのがわかる。
次々と長所短所を並べ立てながら私にカメラを持たせる次男の声は、遠くにしか聞こえない。

これはキムタクがオリエント急行(?)の中でつぶやいたヤツ。
これはお母さんペンギンがよちよち歩きの子ペンギンを撮ってたヤツ。
これは◯口可南子が振り向き様にイケメン坊主を撮ってたヤツ。
それしか私には判らん。

P1030887.JPG
カメラは撮るもので、撮られるものじゃない、とセンセイの怒号が聞こえてきそうだ。
日曜は、説明書と格闘の休日となりそうである。









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