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南仏・巴里日記、観光は嫌い [セルフィッシュ・ジャーニー]

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さてさて、素晴らしい朝だ。

何度も言うが「観光は嫌い」というだんなの望みを叶えよう。
崖のてっぺんにあるエズに籠って、だらだらと過ごすのだっ!

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遅めの朝食の後、崖の頂上まで狭い坂道の両側にひしめく店をひやかしながら登る。
絶景かな。絶景かな。

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シミができちゃうわん。

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村の小さな教会を見た後、早くも木陰のカフェで休みたくなる。
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とんでもない色と量のパスタ。
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それをねらう看板猫、ピノキオ。目がマジ。

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ビールがほどよく回ったところでホテルに戻り、紺碧の海を見下ろすプールサイドでひたすら昼寝と読書。
裸足の足の向こうに地中海。

ディナーの前にスパを予約。

ボンジュール、マダームとあらわれたセラピストが、ロマンスグレーのテニスコーチ風の男性だったので、一瞬たじろぐが、そのハンドワークの見事なこと。
彼の両手は私の胴周りがすっぽり入るくらい広く大きく、その手から繰り出されるエフルラージュはたちまち深いリラクゼーションへとクライアントを誘う。

私の後に施術された夫も絶賛していたので、テクニシャン(?)には間違いがなかろう。

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最後の夜は、まず暮れゆく海を眺めながら、ロゼのシャンパンとオセトラ・キャビア30g。

その後、レストランの室内で2つ星のディナー。
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このホテルのシンボル、シェーブル・ドール(金の山羊)が、マジックアワーの中に静かに佇んでいる。

どうです?だんな。
望み通りの一日でしたでしょ?

翌帰国日も無駄にはしない覚悟で。

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朝早くニースを出発、空港のスタンドでバゲットサンドに食いつきつつ、正午にパリ着。
お決まりのようにオペラ座近くの「国虎屋」で讃岐うどんを食べる。

次男が一人でヨーロッパを放浪していた時、ここのうどんを食べて涙を流したという曰くつきの店である。
前回の一人旅の時は私もそれに近いものがあったから、異国で心細い思いをしている日本人に、讃岐うどんの湯気がどんなに暖かいかは想像に難くない。

パリは初めて、でも観光は嫌い、という夫に、夜中の出発までの半日でどうパリを見せようか思案した末、オープンツァーのバスをセッティングする。
15分おきに巡回している2階建てバスに、市内50ヵ所のバス停で自由に乗り降りできるツァーだ。

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まずはオペラ座からGO!

バスの2階からの目線で眺めるパリは新鮮だ。
「次はルーブルだよ!」
と夫にカメラを構えさせるが、あらら・・・。

どうやら間違った路線に乗ってしまったらしく、北のモンマルトルのほうへ向かってしまう。

でもまあいいでしょう。
あまり治安がよくない地域なので、ひとりで来られなかったところだ。

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フレンチカンカンで有名なムーランルージュ。

サクレクール寺院の下のバス停で一旦降り、階段とケーブルカーで寺院へ。
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スペイン語飛び交う人種のるつぼのような混雑ぶりに、フェーズ5と脅かされっぱなしの日本人二人はビビリまくり。
パリ市内で一番高い地形からの眺めもそこそこに退散。
やはりルーブルやサントノレ辺りとは、雰囲気も人間も雲泥の差があるように思う。

その後、初心者コースに乗り換えて、ルーブル、ノートルダム寺院、コンコルド広場、シャンゼリゼ、凱旋門をめぐる。
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体感温度5,6℃。
用心してセーターもコートも持って歩いた私はよいとして、パリの寒さを知らない夫はサマージャケットの下は半袖で、凍死寸前。
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マロニエの枝ぎりぎりに走るスリルも、セーヌ川の遊覧船から送られる万歳コールも無視。
テンションガタ落ち。
「やっぱり観光は嫌いだ。早く空港に行こう」

あーあ。

旅はやはり主導権を握ったほうが勝ち。
用意周到にプランを練ったほうが勝ち。
人に引き回される旅は疲れるだけだと、彼を見て実感する。
(引き回したのは誰だ?)

でも!
私はまたここへ来よう。
またプランを練り、どきどきし、感動し、感傷に浸り・・・

こんなところで、今回は・・・
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さようなら、フランス。


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朋子

今回も楽しませていただきました!

いいですねー、フランス。

テニスコーチ風のテクニシャン、
私も是非一度体験したいものです。


by 朋子 (2009-05-09 14:25) 

mana

朋子さん、いつも読んでくださりありがとうございます。

ロマンスグレーだからOKなんでしょうね。
素敵な男性セラピストがいるっていうことがフランスですよね。

フランスの男性は渋くてみんな素敵です♡


by mana (2009-05-09 21:56) 

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