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軽井沢、山荘終い [フレグランス・ストーリー]

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母を連れて来た先週は、晩秋の装いだった軽井沢。
夫のソフロロジー学会に合わせて山荘終いをしに来ると、そこはもう初冬の風情である。

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夏の間、明かりと笑い声が漏れてた豪奢な別荘の窓々は鎧戸を下ろし、でもこれが本来の姿であるかのように、ひっそりと安堵したように木立の中に佇んでいる。

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葉が落ちて全容が見えるようになった我が山荘と、落ち葉の絨毯を踏みしめるミナサン。

前にも書いたような気がするが、この山荘終いの日には、いつも万感の思いがある。

別荘地の夏が始まる日の、わくわくした陽気さと対照的な、感傷的で長期的な静寂。
この先に横たわる時間が、ずっと見渡せるような感じ。
多分冬眠に入る前の動物はこういう気持ちなんじゃないだろうか。

今年は特に施設に入居したばかりの母が、遠く、私が見えない世界を見ながら座っていた揺り椅子を見ると、一層そんな思いが募る。

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半年間の眠りにつく我が山荘。

今年の夏をありがとう。

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お気に入りのフレンチ「プリマベーラ」。

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白ワインとブータン・ノワールで軽井沢の今年に別れを告げる。

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