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軽井沢、びしょ [フレグランス・ストーリー]

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恐縮だが、また軽井沢ネタである。
毎週末軽井沢に逃げ込んでいるので、必然的にそうなる。

いったい何、今年の夏。
体温より気温が高いってどういうこと。

・・・・という話を、業者の営業さんとの応対で何十回もして、また言っちまったと自分に舌打ちしては、ぼやいているだけでいいのか、これは地球の断末魔ではないだろうかと恐れすら感じている。

金曜に、帳簿調べにやってきた会計事務所の先生たちとも懲りずにそう話しているところに、夫が割り込んで来て、
「そんじゃ、明日から避暑で軽井沢へ行きましょう!」
てな話に急になり、土曜は自分がアシスタント・テューター・トレーニングで一日カンヅメになるのは考えないことにして、コトを進めてしまったから、さあ大変。

いきなりの話なので、みんなそれぞれ土曜の仕事を終えて、私は成城から講義終了とともに駆け戻って、21時に軽井沢現地集合するという恐ろしい急展開である。

土曜、トレーニングコース受講の昼休みに携帯を開くと、
「えー、家族でお邪魔していいですかー」
という留守電も入っていたりで、頭の中はわあーという感じになり、シーツを何枚持って行くかとか、日曜の朝のパンを買わなきゃとか、プリマベーラ(軽井沢のお気に入りのフレンチ)予約しなきゃとか、もう避暑という言葉はどっかに吹っ飛び、汗が点々を付けてびしょになっているのである。

講義終了と共に成城のLSAを駆け出し、小田急線と東上線で山手線の輪っかを引っ掛けるように乗り継いで帰宅すれば、自宅前でミナサンとゴルフバッグを積んで、夫のエンジンはあったまっている。

ぐわーとびしょのワンピースを脱ぎ捨ててシャツとジーパンに着替え、助手席に飛び乗った時点で19:30。
1時間半で山荘にたどり着けるか、勝負に出る。(何の勝負さ)

「えー、今出ました」
「こちら、まだ高坂です」
みたいな携帯やり取りを助手席の私がし、夫は違反ぽいスピードで関越、上信越を吹っ飛ばす。
まあるく、黄色い月が、妙義山に座って笑っている。

女一人何故か碓氷峠の旧道に迷い込み、パニックに陥ったアシスタント女史も到着し、ラストオーダーぎりぎりの時間に、この夏我が家のダイニングと化した川上庵(居酒屋風蕎麦屋)に大勢で飛び込んで、やれやれである。
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日曜午前中、おじいさんたちは山へ柴刈りに(ゴルフへ、とも云う)、おばあさんたちと桃太郎と犬たちは川へ(正しくは山荘近くの雲場の池)散策に出かけ、それぞれの避暑を楽しむ。
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遅いランチはプリマベーラで。
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五味子漬けのシャンパンと冷えたムルソー。
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ああ、避暑ってこれでしょう。

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こうして寝起きを一晩共にするだけで、普段仕事上だけの付き合いに終始する人々とちょっと違った関係が生まれる。
ワイシャツを着ていない税理士先生もいいもんだなーと思ったりする。

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山荘マジック。

走り回ってびしょになった先週を脱ぎ捨て、来客が帰った山荘でほっと一息つく夜もまたいい。
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