自宅、さよなら酷暑 [フレグランス・ストーリー]
凶暴な夏であった・・・
駅前に、ムクドリの大群が血の色の空に群れ広がる様は、この夏の異常さそのものである。
そんな夏。
「我が家では一度もクーラーを入れなかった」
とN医師(うちではない)とおっしゃるので、私はひっくり返りそうになる。
冷房嫌いの奥様と先生が涼を取るのは手動の団扇だけである。(先生が奥様を扇いで差し上げるのだと言う・・)
そして最後の一枚まで脱いだら、あとの頼りは自分の我慢強さだけだという。
人間の可能性の限界に挑戦するかのようなN家。
グローバル・ウォーミングの最終地点で生き残るのは彼らなんだと思う。
そうこうして、先行きの見えない絶望感に襲われた酷暑が意外にすとんと落ち、
「散歩が楽しい季節がやって来ましたあー」
この2ヶ月、散歩は人間も厭ならミナサンも厭がったので、朝のうちに猫の額(自宅の中庭をいう)に解放するのだが、それとて5分もしないうちにワーワーキャンキャン、何すんだ、中に入れろと大騒ぎである。
来年は普通の夏であることを心から祈る。
「今から散歩、行く?」
行きません。
駅前に、ムクドリの大群が血の色の空に群れ広がる様は、この夏の異常さそのものである。
そんな夏。
「我が家では一度もクーラーを入れなかった」
とN医師(うちではない)とおっしゃるので、私はひっくり返りそうになる。
冷房嫌いの奥様と先生が涼を取るのは手動の団扇だけである。(先生が奥様を扇いで差し上げるのだと言う・・)
そして最後の一枚まで脱いだら、あとの頼りは自分の我慢強さだけだという。
人間の可能性の限界に挑戦するかのようなN家。
グローバル・ウォーミングの最終地点で生き残るのは彼らなんだと思う。
そうこうして、先行きの見えない絶望感に襲われた酷暑が意外にすとんと落ち、
「散歩が楽しい季節がやって来ましたあー」
この2ヶ月、散歩は人間も厭ならミナサンも厭がったので、朝のうちに猫の額(自宅の中庭をいう)に解放するのだが、それとて5分もしないうちにワーワーキャンキャン、何すんだ、中に入れろと大騒ぎである。
来年は普通の夏であることを心から祈る。
「今から散歩、行く?」
行きません。
2010-09-17 14:18
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