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田町、復興ノート11 [フレグランス・ストーリー]

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「こんな時だから」と、おなじみの花屋さんが一抱えのフリージアを届けてくれる。

玄関に花があるということが、こんなに気持ちを明るくするなんて。

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3週間ほとんど練習ができていなかったが、とりあえず歩き始めようと決心して、フラのレッスンに行く。
先生からは、停電や水の問題で混乱する度に励ましのメールを頂き、本当に有り難かった。
あの地震ではハワイにも津波が押し寄せ、海辺の人々を襲ったそうだ。
チャリティーのTシャツに、喜んで協力させて頂く。

30日。
我々夫婦の31回目の結婚記念日。
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夫からゲル浸けの胡蝶蘭。
(どういう意味?)

同じ日。
異動の先生と営業さんたちを送る会。
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今が出会いと別れの季節だったことを、ようやく思い出す。

氷漬けになっていた日常がようやく溶け出した気がする。

3月31日(木)復興ノート。
・天皇・皇后両陛下、避難所の足立区都立武道館へ。床に膝をおつきになり、一人一人にお声を
・「フクシマ救え」世界から。専門家、遠隔操作ロボット、重機など続々
・「くりからもんもん」の方々が被災地に届けた救援物資。地震の翌日被災地入りした組長も

なんだかじんとくる。

目を覆うばかりの被災下、たったひとつよかったことがあるとすれば、この国中の気持ちが被災地を救いたいという一点に集まったことだ。
中にはそこをさておいて、傷跡の浅い東京からさらに西へ「避難」する人もいるが、あえて言及はしない。

私はここで今まで通り、普通に生活していく。
被災地以外の我々が歩みを止めないことが、大事な家族や家を失った人たちが立ち上がっていくための原動力になると信じているから。

私自身の気持ちを「復興」させる復興ノートはひとまずここで筆を置く。

明日からはいつもの「おいで!パチュリ」。

暗闇の中から手探りで、日本自体の「復興ノート」がようやく綴られ始めたのを見届けて。



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