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大手町、無い知恵振り絞る [フレグランス・ストーリー]

今、英会話のレッスンが面白くて仕方が無い。

「語学はスパンでは無く、密度だ」
と留学経験もある次男が言うので、去年1年はできうる限りの時間を充てて取り組んでみたが、思うように上達しなかった。

原因は明確。

レッスン以外で英語を使うことがほとんど無く、圧倒的に実践経験が不足していることと、差し迫った習得期限が無いことだ。

仕事で英語を使わなければならないか?・・・・・No!
半年後に海外赴任が決まっているのか?・・・・・No!

じゃあ、ビジネスパーソンでないオバサンはなぜ英語を習いたいのか?・・Why?
(出川哲朗調)

私自身、常にそのギモンとは向き合って来たのである。

時折の海外旅行で英語をしゃべりたいから、という目的だけでは釣り合わぬ時間と費用を投入していることも自覚しているし、そんな自分を納得させるのに「もしかして海外留学」という目標もでっち上げてみたこともある。

しかし、今思うことは、そこに英語があるから。

例えばダンスや習字を習って上達していくのを楽しむように、少し前ならコミュニケーションが取れなかった人たちと、絶対言い表せなかった内容を話せるようになるのを楽しむってことでいいんじゃないか、と。

この震災では、日本に残った外国人たちと話す機会にも多く恵まれて感動したし、彼らの考え方や彼らを通しての海外の反応も伺い知る経験もした。

自分の英語に対する姿勢はそれでいいのだと思えるようになって、今年は肩の力が抜けた。

ベルリッツでは「日常会話に困らない程度」というレベルまでは終了してしまい(教材が終了したというだけで、実際はまだ困る)、その後はこの会社のカリキュラムの真骨頂であるビジネス英会話に突入していくのだが、「それは必要ありません」と言い放ったオバサンに、フロントが用意したのが、CNNニュースから面白い話題を拾った”HOT TOPICS”というテキスト。

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ブリーフ・コンテンツには、エスニックレストランのメニューのようにwarm、hot、hotter、sizzling、scorchingとホットな度合いが表示されている。

このテキストは面白いトピックスを提供するだけではなく、その題材について生徒とインストラクターがそれぞれの意見をディベートするように組み立てられており、自分の考えを知っている単語の範囲で言い表わさなければならないことのもどかしさと面白さを存分に味わえるシロものである。

例えば昨日終えたのは、「Silly Sports:Can you really call this a sport?」というチャプター。

ironex.jpg
とんでもない場所でアイロン掛けをする競技、エクストリームアイロニング(実際に動画をご覧になり笑ってくださいhttp://www.youtube.com/watch?v=olU947pcHeE&feature=related)や日本でも一時ブームになったフードファイティングはスポーツなのか?という記事の後、「チアリーディングやフィギュアスケート、体操はスポーツではない」と定義する記事が続く。
(この定義によると、エクストリームアイロニングはスポーツではなく、フードファイティングはスポーツだということになる。どんな定義かお考えください)

なぜ、それらはスポーツではないのか。
記事の意図を読み込む質問を投げかけられ、最終的には「What is a sport?」についてインストラクターとディベートをする。

内容と英語の両方を考えなければならないので無い知恵を必死に振り絞るが、「黙り込むのはものすごく失礼」という英会話独特の鉄則があるので、振り絞りつつも何かしゃべらなくてはならないアドレナリン大放出性が、またものすごくおもしろかったりするんである。






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