大宮、お宮参り [フレグランス・ストーリー]
佳き日、とはこういう日のことだろうか。
長男一家の第3子、彩人(あやと)クンのお宮参りである。
11月に夫のクリニックで生まれたが、RDS(新生児呼吸緊迫症候群)で小児医療センターへ救急搬送され、約3週間のNICU暮らしを経ているので、何だかこれでようやく人生のスタートが切れた感じである。
お天気にも恵まれ、3人のチビがいては支度も大変だったろうに、「たまにはきれいな恰好をして楽しみましょうよ」とおヨメさんが提案してくれて(本当にできたおヨメさんである)、女達は着物である。
着慣れないものを着るのは何かと億劫だが、やっぱりトラディショナルなイベントに日本の着物を着ることで、晴れがましさやおめでたさがひと味違ったものになる気がする。
最初にワンステップ段差があったせいで、お宮参りと100日目のお食い初めを一緒に祝う。
歯固めの大きな石は、最近石好きな長男碧ちゃんが早速ゲットし、写真に収める。
(撮影:碧人)
祝い膳では女達もさっぱり着物も脱ぎ捨てて、無礼講の祝杯である。
ご馳走も沢山並んでいるのに、お嬢様はまさかの白飯一気喰いである。
長男の家にはぼんぼりの明かりも灯って、春のお節句間近の華やかさ。
折にふれ、子どもの成長を祝う日本の風習は、それを執り行う大人の心まで明るくしてくれる。
優秀な日本の知恵だと思う。
2013-02-10 23:09
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