マダガスカル・マダム芳香紀行、パリからアンタナナリブ、アンチシラベへ [セルフィッシュ・ジャーニー]
序章は静かに始まった。
パリ行き全日空の12時間の空の旅は、いつものマダムのパリ旅行のそれと何ら変わりない。
ただ別室に積まれた使い古したスーツケースが、とっ始めからチェックインカウンターの計量ベルトの上で23キロという異常に重い数値を示したことを除いては。
毎日毎日スタジオへ通ってリズムにならして来たドラムのテクニックを少しでも忘れないために、せめてベッドの縁でも叩こうと、スティックだって詰めてきた。
旅の相棒は、パリのホテルがプラザアテネじゃなくたって、いつもと変わらない愛くるしい笑みをたたえてくれていたし。
翌日、もうすでにパリ発アンタナナリブ行きのマダガスカル機が遅延しているとの情報が入り、思いがけなく午前中に鉄製のレースのごとき大好きなエッフェル塔にも再会できたし。
パリ郊外のマリオットホテルで、レアもののスタバのマグもゲット。
このまま、案外快適な旅が続くんじゃないか。
街角の艶かしい彩色の窓辺がそんな錯覚を起こさせる。(こういうカーテンの色合わせって日本に無い)
シャルルドゴールでの、マダガスカル機遅延の待ち時間を癒す軽快なインテリア。
多分乗客の一人であろうピアニストが、置いてある真っ赤なピアノで、私の大好きな「アラジンのテーマ」をジャズっぽく弾き上げる。
おいおい。
意外にOK?
これから未知の航空機で一夜を明かす後に待っている青空トイレへの不安色が、徐々に薄れる。
・・・が、そこまで。
機内の映画、音楽すべてのアメニティがNOT AVAILABLEのマダガスカル航空機内滞在11時間を経て、着いた早朝のマダガスカル首都アンタナナリブ空港は土砂降り。
その雨の中を、タラップ下りて自力で空港施設に歩いていくシチュエーションに、マダムドン引き。
とりあえずパスポートコントロールを通過して3枚の100ユーロ札を両替したら、見たことも無いアリアリ札束が返ってくる。
こんなことってアリアリ?
(その後幾度となくツァーグループ内で繰り返されるオヤジギャグネタ、ここで初登場)
10,000アリアリが500円くらいか。
財布に入り切らない札束って超レア。
さあ、除菌ティッシュの出番よ。
心と手荷物を準備する。
・・・ですが・・・・
朝ごはん処のアンタナナリブ郊外NATURE HOLIDAY HOUSE のトイレは、旅行会社が頭を絞ったんであろう、全く問題無し。
そこからエッセンシャルオイルの蒸留ファクトリーAROMA BE社のあるアンチシラベ(Antsirabe)まで、陸路180km、4時間の車移動である。
車窓から見る初めてのマダガスカルは、雨に霞みながらもSo exotic。
子犬を抱いた陽気な現地人達。
ようやく泥ではなくレンガで家を造ることが普及してきた首都近辺の河原では、レンガ作りが盛ん。
タイで線路脇の店を列車が通る度に畳む光景は見たが、線路上に直接ってのは初めて。
廃車からのセルフサービスなのか、古い車のパーツを並べる屋台も多い。
時折見かけるバンの屋根に積まれたドナドナな感じのトリ達。
ちなみにマダガスカルではトリ肉が一番高価、一般食はセブ牛(コブ牛)だそうだ。
・・・で、ランチはファームでのその高価な鶏肉のクリームソース。
4年前のエジプト視察で壮絶な食あたり水あたりを体験しているバーグ校長含めLSA3人組は、付け合せの美味しそうな生野菜に今季初の警戒信号発令。
しかし、フランスパンと作り立てバターは絶品。
デザートのチョコレートクレープ(この先何度もお目にかかることになる)もGood。
周りは広大な蒸留の原料となる植物のプランテーション。
ランチ後、その中にあるAroma Be社で、ラビンツァラ(Ravintsara)の蒸留を見学する。
オイル抽出。
1年で50tのラヴィンツァラを蒸留し、100kgのオイルを採取するという。
(数字は西島のメモより。まだ他の参加者と照合前ゆえ、確実なものではありません。これより先の数値に関しては以下同文)
オイル採取に関わる同社スタッフ。
ガイド役のセルジュさんが抽出されたオイルを見せてくれるが、空きペットボトルに入っているってのが違和感いっぱい。
トイレは青空ではなかったが、オープンテラス。
180km走破後の癒しの宿は、Hotel des Thermes。
アンタナナリブ空港で合流したピエール・フランコム博士を交え、ようやくここでツァー参加者全員の自己紹介を挟んでの晩餐となる。
過酷な旅行にも関わらず、平均年齢割りと高め。
最近のシルバーエイジってホント元気だな。
テーブル上の芋焼酎ボックスが、参加者のキャラを雄弁に物語るように、なかなかのツワモノぞろいと見る。
部屋はバスタブ無し、布団無し。
セーフティボックスの電池は抜き取られている。
気温5℃。
ヒーターの目盛りを最大にして、天井が抜けているストレージから毛布を引っ張り出して寝る。
戦闘開始の予感。
パリ行き全日空の12時間の空の旅は、いつものマダムのパリ旅行のそれと何ら変わりない。
ただ別室に積まれた使い古したスーツケースが、とっ始めからチェックインカウンターの計量ベルトの上で23キロという異常に重い数値を示したことを除いては。
毎日毎日スタジオへ通ってリズムにならして来たドラムのテクニックを少しでも忘れないために、せめてベッドの縁でも叩こうと、スティックだって詰めてきた。
旅の相棒は、パリのホテルがプラザアテネじゃなくたって、いつもと変わらない愛くるしい笑みをたたえてくれていたし。
翌日、もうすでにパリ発アンタナナリブ行きのマダガスカル機が遅延しているとの情報が入り、思いがけなく午前中に鉄製のレースのごとき大好きなエッフェル塔にも再会できたし。
パリ郊外のマリオットホテルで、レアもののスタバのマグもゲット。
このまま、案外快適な旅が続くんじゃないか。
街角の艶かしい彩色の窓辺がそんな錯覚を起こさせる。(こういうカーテンの色合わせって日本に無い)
シャルルドゴールでの、マダガスカル機遅延の待ち時間を癒す軽快なインテリア。
多分乗客の一人であろうピアニストが、置いてある真っ赤なピアノで、私の大好きな「アラジンのテーマ」をジャズっぽく弾き上げる。
おいおい。
意外にOK?
これから未知の航空機で一夜を明かす後に待っている青空トイレへの不安色が、徐々に薄れる。
・・・が、そこまで。
機内の映画、音楽すべてのアメニティがNOT AVAILABLEのマダガスカル航空機内滞在11時間を経て、着いた早朝のマダガスカル首都アンタナナリブ空港は土砂降り。
その雨の中を、タラップ下りて自力で空港施設に歩いていくシチュエーションに、マダムドン引き。
とりあえずパスポートコントロールを通過して3枚の100ユーロ札を両替したら、見たことも無いアリアリ札束が返ってくる。
こんなことってアリアリ?
(その後幾度となくツァーグループ内で繰り返されるオヤジギャグネタ、ここで初登場)
10,000アリアリが500円くらいか。
財布に入り切らない札束って超レア。
さあ、除菌ティッシュの出番よ。
心と手荷物を準備する。
・・・ですが・・・・
朝ごはん処のアンタナナリブ郊外NATURE HOLIDAY HOUSE のトイレは、旅行会社が頭を絞ったんであろう、全く問題無し。
そこからエッセンシャルオイルの蒸留ファクトリーAROMA BE社のあるアンチシラベ(Antsirabe)まで、陸路180km、4時間の車移動である。
車窓から見る初めてのマダガスカルは、雨に霞みながらもSo exotic。
子犬を抱いた陽気な現地人達。
ようやく泥ではなくレンガで家を造ることが普及してきた首都近辺の河原では、レンガ作りが盛ん。
タイで線路脇の店を列車が通る度に畳む光景は見たが、線路上に直接ってのは初めて。
廃車からのセルフサービスなのか、古い車のパーツを並べる屋台も多い。
時折見かけるバンの屋根に積まれたドナドナな感じのトリ達。
ちなみにマダガスカルではトリ肉が一番高価、一般食はセブ牛(コブ牛)だそうだ。
・・・で、ランチはファームでのその高価な鶏肉のクリームソース。
4年前のエジプト視察で壮絶な食あたり水あたりを体験しているバーグ校長含めLSA3人組は、付け合せの美味しそうな生野菜に今季初の警戒信号発令。
しかし、フランスパンと作り立てバターは絶品。
デザートのチョコレートクレープ(この先何度もお目にかかることになる)もGood。
周りは広大な蒸留の原料となる植物のプランテーション。
ランチ後、その中にあるAroma Be社で、ラビンツァラ(Ravintsara)の蒸留を見学する。
オイル抽出。
1年で50tのラヴィンツァラを蒸留し、100kgのオイルを採取するという。
(数字は西島のメモより。まだ他の参加者と照合前ゆえ、確実なものではありません。これより先の数値に関しては以下同文)
オイル採取に関わる同社スタッフ。
ガイド役のセルジュさんが抽出されたオイルを見せてくれるが、空きペットボトルに入っているってのが違和感いっぱい。
トイレは青空ではなかったが、オープンテラス。
180km走破後の癒しの宿は、Hotel des Thermes。
アンタナナリブ空港で合流したピエール・フランコム博士を交え、ようやくここでツァー参加者全員の自己紹介を挟んでの晩餐となる。
過酷な旅行にも関わらず、平均年齢割りと高め。
最近のシルバーエイジってホント元気だな。
テーブル上の芋焼酎ボックスが、参加者のキャラを雄弁に物語るように、なかなかのツワモノぞろいと見る。
部屋はバスタブ無し、布団無し。
セーフティボックスの電池は抜き取られている。
気温5℃。
ヒーターの目盛りを最大にして、天井が抜けているストレージから毛布を引っ張り出して寝る。
戦闘開始の予感。
2014-06-22 17:01
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