SSブログ

軽井沢、ひとり鍋焼き [ブレンド・プロダクツ]

完全に肩透かしを喰らわされた。

重装備だ。
スタッドレスを調達し、それでも心配でチェーンも積み、薪ストーブに点火するマッチが無かったらとチャッカマンも入れ、初の冬季軽井沢山荘へ。
もし雪にハマって車を捨てなければならなくなったら一人で3匹を連れ帰るのは無理と考え、置いていかれてボー然とする2匹を泣く泣く残して一番年上のべべのみを車に乗せる。

関越は全く問題なく、かえってスタッドレスをはいているせいで横風が吹くと少ない接着面が怖い。
でも上信越に入ったら覚悟だな、と考えていたら心配で吐き気すらしてきたが、上信越も完璧OK。
でも最後の碓氷峠が・・・と固くなっていたら、それもあっさりクリア。
軽井沢の街中も両側に除雪された雪が多少残っている程度。
置いてきた2匹の悲しげな眼ばかりが脳裏に浮かんで、連れてきてやればよかったと心の中で謝りどおし。

でも、さすがに森の中の別荘地に入ると雪が深く、ようやくスタッドレスの価値が発揮される。
山荘へ着き、すぐに家中の暖房をONにし、薪ストーブに点火する。
温まるまではべべを湯たんぽ代わりに抱いているしかない。

夕闇が迫る頃、持ってきたアロマキャンドル数個すべてに灯を点す。
アヴェダのレインフォレスト、カーサのアトラスシダー。森の匂いを集めて。
今までどうして山荘にアロマキャンドルを点すことに気がつかなかったのか。
雪の山荘にこんなに似合うテイストが他にあろうか。

外はとっぷり暮れたが、雪明りで辺りが浮き上がって見える。
持ってきた具とうどんを煮込んで一人鍋焼き。
鶏肉はラッキー・べべもお相伴だ。

ちょっぴりスパイシーなレインフォレストの香りが満ちる薪ストーブ前のソファは特等席。
すでにべべが占領しているが、彼のお尻をちょっとずらして割り込み、「私がフェルメール」の扉を開ける。極上の時間が流れ始める。

明日は長男夫婦が合流する。

080303.jpg
▲雪の山荘にはアロマキャンドルと眠そうな犬が良く似合う。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。