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渋谷、エイジングな一日 [ブレンド・プロダクツ]

東京に久しぶりの大雨が降った日、デパートの外商に誘われていったお食事付き内覧会というやつで、担当から頼んでおいたものを受け取る。
HACCIというブランドの花粉カプセルとヒアルロン酸入りはちみつである。
HACCIはその名が示すとおり、はちみつを食用のみならず、美容面から捕らえたプロダクツを展開しているブランドである。

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 HACCIの花粉カプセルとヒアルロン酸入り蜂蜜パック
 蜂蜜はガラス瓶に入っており、可愛いニットのカバーが付いている。



50を過ぎて、それまで興味の無かったアンチエイジングが大きな課題か、と思い始めた頃、しかし年齢の時計をむやみやたらに巻き戻すのではなく、自然に美しく年をとる工夫をしようという考えに行き着く。
注射だ、整形だ、とお金をかければ一時の時間の逆行は叶う時代である。
でもやっぱりそれって反則っぽい。
10万以上もするブランドのアンチエイジングクリームなるものも飛ぶように売れていると聞けば、女性にとって若くありたいと思う気持ちが如何に切実か、またその心理に付け込んだいろんな狐狸が横行し、次々にいろんなワザが開発、紹介され、きりがないのも仕方が無い。

そんな中で如何に化学合成された商品や外科的な処置を行わずに、自然なものだけで美しい「年齢のしわ」を己の顔に作れるかにチャレンジするのが、アロマセラピストの使命ってもんだろ、と思う。あのしわ対策プロジェクト以来、化粧品はすべて廃棄し、スキンケアはEOとフリクションだけにしている私である。

そんな中、課題のしわ対策プロジェクトで、実行できなかったものがふたつ。
花粉を毎日食べることと、はちみつのフェイシャルパックだ。

花粉を食べる。
花粉症の方が聞いたら卒倒しそうな字面だが、さまざまな成分を含有する花粉を食することは、ヨーロッパではごく一般的なことらしい。
説明書にも「ミツバチが一生懸命集めてきたもので、スギ花粉のように有害なものでは一切ありません」とある。
ミツバチが懸命に小さな身体で何往復もして集めてきたものを取り上げることには良心が痛むが、ハチがそれほど夢中で集めるものだ、成分の有効性は推して知るべし、だ。

はちみつパックは食用のはちみつで試したが、なかなか大変なことになったので1回で打ち切りとなった。
今回のはちみつパックは、ヒアルロン酸入りというところは化学処理のにおいがするが、基本的にははちみつの有効成分を主体としたものなのだろう。
少し使い続けてみようと思う。

折りしも50代の女性をターゲットにした「HERS」が創刊となり、「いつまで”25歳”読んでるの?」と息子達に揶揄される私は早速買ってみる。

冒頭に
「これからの10年、どうしますか?」という投げかけがあり、
・あのとき、一番幸せだったと言えるのはいつか
・もう卒業したと思うことは何か
と過去に言及する質問の後、
・これだけは「ちょっとしたもの」と胸をはれることは何か
・やらずに過ごしてきたものは何か
と、過去を踏まえた上での将来への質問が続く。
雑誌そのものは500万前後のジュエリーが続けざまに出て来たたりして、いったいどんな50代をターゲットにしたのかといぶかるしかないがこれからの10年をどうするか、そう言えば考えたことがなかった。

アンチエイジングというジャンルは若かった過去を礼賛し、年老いていく事を否定する考えから来たものだ。
終わったことを取り戻そうとすることはしんどいけれど、年齢を受け入れて自分のアーカイブの上にこれからの日々を構築することは楽しい。
10年という長いスパンはなかなか難しいけれど、例えば半年先の旅行の計画に焦点を当てて体力作りや現地の情報収集、持って行く洋服の準備などをすることは、それだけで自分が小さなステップをまた一段上がる気がする。

そんな繰り返しで年をとっていきたいと思う。





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