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自宅、いざプロヴァンスへ! [セルフィッシュ・ジャーニー]

家中、レモンユーカリ(Eucalyptus lemon:Eucalyptus citriodora)が充満している。
レモングラスのような香りは夏の気配を感じさせ、決して悪いものではないが、デフューザーに鼻腔を当てると噎せ返るような強烈な刺激、部屋にいつまでも香りが残る力強さは、あきらかにレモングラスのそれとは違う。

まだまだ先、とたかをくくって意識の外にはみ出させておいたプロヴァンス研修の出発が明後日に迫り、発起人や旅行会社からいろいろな連絡が矢継ぎ早に入り、嫌が応にも気が急いてくる。

4ヶ月前、そのプランを聞いた時は、父の病状や残して行く仕事の量、そして照明のスイッチと床暖房のスイッチの区別すらつかない夫に留守宅を任せる無謀さを考えると、とても参加を実現させるのは難しいような気がした。
でもアロマセラピストとしてのステップを一段上がれそうな、盛りだくさんの魅力的な企画を聞いて、ダメなら1ヶ月前にキャンセルすればいい、と安易に申し込んだのがことの始まりだった。

6月末でリスボン留学を終える次男がニースでの合流を承諾してくれ、父の病状も小康状態、仕事の方もアシスタントを得てだいぶ量が軽減し、参加が現実味を帯びてきた。
同時にキャンセルできる期限も過ぎた。

もう行くしか無い。
一番大変なのが留守宅を夫に任せることだ。
この蒸し暑い季節、照明と間違えて床暖房を入れられ一日中閉じ込められたら、ミナサンは干涸びてしまう。
一日ごとの予定と夫がしなければならないことの詳細なチェックシートを作成する。(これだけでも余計な大仕事だ)

日程が月末月初の一番忙しい時期に当たるので、その手はずも大急ぎで進める。
加えて移動、決算の季節、業者が入れ替わり立ち代わり訪れる。
増築棟の完成も見えてきて、内装の打ち合わせも頻繁だ。

目紛しい一日をストレスと共に送っていると、今度は自己免疫力が低下し、さまざまなマイナートラブルがひょこひょこ顔を出す。
だいたい旅行の前はこれで体調が悪くなることが多い。

しかし今度はエスケープの旅行ではなく、あくまで研修という吸収しなければならない団体旅行なので、体調が悪いと同行者に迷惑や心配をかけてしまう。
・・・でようやくトランクを広げ始めた部屋に、自己免疫をリフトアップするレモンユーカリを焚き込めているわけである。

ネリー博士の講義、EOの蒸留工場見学、自分のレシピで精油を作り、オーガニックのピクニックランチへでかけ、ネリーさんの処方によるトリートメント体験、フェアウェルパーティはドレスアップ、といったいどんだけぇ〜、である。

楽しみも期待も大きいが、更年期の身体を引きずってその行程をこなせるのか、不安も大きい旅になりそうである。






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コメント 2

アライ

ご一緒できないのは残念ですが
いってらっしゃーい!!
旅行記楽しみにしています。
きっと楽しさで体調の事など吹っ飛びですよ。
息子さんとのニースも素敵ですね。

by アライ (2008-06-23 23:00) 

mana

アライさん、コメントありがとうございます!
一緒に行きたかったですね〜
研修中はLSAのタカクワサンと同室なので、いろんなお話が聞けそうです。
旅行記、待っててくださいね!
マムシ・ドリンク飲んでがんばってきます!!
by mana (2008-06-24 08:10) 

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