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クリニック、お赤飯いただきます [フレグランス・ストーリー]

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新しいトリートメント室と美容室が完成間近。
内覧会の準備だ、パンフのデザインだ、役所の申請だ、といつもの仕事に上乗せされた膨大な量の「やらなければならないこと」に押しつぶされそうである。
もう、完全積載オーバー。

そして月末。
給与計算や月末処理を手伝ってくれていた庶務のおばさんが倒れた。
もう、容態が心配なのと、この月越せるのかという不安で、パニクりそうだ。

突然携帯が鳴る。
向こうもパニクった声で「オイ、ETCのカード、どこにあるんだ!」
初めて自分で運転して軽井沢へ向かった夫だ。
自分の車なのにどこに何があるんだか判らないのだ。
どっかの料金所で引っかかっているらしい。

ったく、人の忙しさ無視して、と携帯を投げ捨てたくなる。

イライラ最高潮、っていう時に一人のナースが、「これ、退院された患者様が院長先生とネギシ先生にって・・」と二つの折り箱を持ってくる。
炊きたてで、湯気でしっとりとしたお赤飯だ。
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そのトラディショナルな美しい包装にほっと心が和む。

赤ちゃんが生まれた時に、お赤飯を炊いて振る舞う風習は無くなりつつある。
若い夫婦ではなく、きっとそのご両親がなさるのだろう。
折り目正しいそのご家庭の雰囲気が伝わってくるようで、そこにお孫さんとして生まれた赤ちゃんがどんなに大切に育てられるのだろうと思うと気持ちが安らぐ。

私に頂いたものではないが、一人の夕食に卵焼きを焼いて南高梅を添えて。
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夫には明日帰ってきたら食べさせよう。

御馳走さまでした!


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