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ふじみ野、主語が違う [フレグランス・ストーリー]

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うぃーっす!

何の風の吹き回しなのか、次男がふらりと帰ってくる。
しめたっ!

GWのパリ行きなんだが。
29日の昼間の便がどうしても取れなくて、出発を泣く泣く30日にする。
(サーチャージ値下げで空前の海外ラッシュらしい)

29日到着で予約したパリのホテルに変更のメールを入れたんだが、「わかったよ」メールが別人の名前宛で届いているんである。

今回も最初は一人旅である。
パリに着いたはいいが、部屋が無かったでは笑うに笑えない。

ダテに留学してたんじゃないでしょー。
これまでの私とホテルのやりとりを全部見せて、通じてるのかどうか彼に見てもらう。

ざっと目を通して口をゆがめ、
「根本的に違うのはさ、予約変更(の手続きを)するのはホテルで、お母さんじゃないぜ」

はぁ〜、主語が違うんである。
やれやれ。

「でもまあ、向こうも笑いながら変更してくれているみたいだけど、確認のメール入れといた方がいいな」と言いつつ、メールを作文してくれる。
よかったー。

夕方、ミナサンたちと散歩に出る。
ここ数日、夕方になると散歩に出たくなる日が続いている。

自宅前のいつもの道をそれて川縁に歩いていくと、見たことも無いようなシロツメクサの花畑に出会う。
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「早く行こうよぉ」とじれるミナサンを尻目に、小学生の頃に戻って花輪を編むのに夢中になる。
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どうでしょうか?

べっちゃん談。
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『こうやってお母さんの作った首飾りをつけて歩いてきました。駅の周辺ですれ違う人がみんな「似合うわね〜」と言ってくれました。ちょっとうれしかったです。』


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’似合うねと 振り向く花輪の 薄暮かな’

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