SSブログ

六本木、カシウェアの肌触り [フレグランス・ストーリー]

ようやくの日曜は、ぎりぎりで走り続けた自分のメンテのため、家で過ごすことにする。
ここで私が倒れては元も子もない。

ネットで母の靴を探す作業をする。

施設と自宅の違いは、屋内生活に靴が必要になること。
デパートを探しても思うようなものが見つからないので、初めて介護用品のサイトを開いてみる。
今までどんなにネットサーフィンをしてもかすりもしなかった世界が、そこには大きく広がっていて、こういう分野で成り立っている資本主義もあるんだなあと驚く。

介護用シューズはまず一番に必要になるものらしく、種類も数も豊富だ。
その中でネーミングに笑った商品、「すたこらさん」。
http://www.astico.co.jp/pro_care.htm
暗く、地味になりがちな介護用品に、ちょっとしたユーモアは本当に有り難く、何だかこの靴を履いて、ちゃっちゃと歩くおばあちゃんが目に見えるようだ。

美容院の帰りに寄った六本木ヒルズで見つけたKashwereのローブ。
http://www.kashwerejapan.com/

母が自室ではおるガウンを頼んだら、10数万円のカシミアのローブを持って来た某デパート外商にモノ申したばかりだ。

できるだけ軽く、肌触りのいいものが良いには違いないが、老人が施設で使うのだ。
アフターケアが楽で常に清潔にしていられるものでないと困る。

ポリエステルを加工してカシミアの風合いを出したこの製品は、もちろん介護用品ではないが、吸水性、速乾性にすぐれ、洗濯機、乾燥機OKという優秀さ。

そして肌触りは、自分用にも買った部屋着の上に、ミナサンが先を争って陣取るのを見ると折り紙付きと言ってもよいのではなかろうか。
IMG_0793.JPG
IMG_0789.JPG
肌触りって、人間、動物を問わず、共通なんだな。

IMG_0795.JPG
母へ。

残念ながら、母の嗅覚はかなり衰えていて、精油の香りは届かない。
しかし、オイルを介したタッチの幸福感が彼女の心に届くように、この肌触りもまた母の心を癒してくれることを願う。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。