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丸の内オアゾ、自分が恥ずかしい [フレグランス・ストーリー]

大寒。

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「もう〜、毛皮のコートとかないわけ?」
(いや、もう着用してらっしゃる・・のでは・・・)

体感温度も然ることながら、心の温度がどっと冷えた出来事がある。

サイフ、無くしましたあ!

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家にも車の中にも無いとすると、どこで?

最後にお金を払ったのは・・・丸の内オアゾのパーキング?

現金は諭吉サンが一人も入っていなかったのを覚えているので大した損害はない。
青ざめるのは、そこに詰まっている究極の個人情報と、小さなカード類のマンションまで買えるという膨大な許容量が、大都会の見知らぬ人の掌握下に入ったという事実である。

ある意味、裸を見られるより厳しいモンだと思い知る。

クレジット会社と銀行に電話して、すべてのカードを使用不能にする手続きをする。
不正使用の形跡はないということで一旦は胸を撫で下ろすが、免許証無し、保険証無し、銀行からの引き出し不可、という状況に数日、あるいは数週間甘んじなければならないことに気付いて憂鬱になる。

ロンドンのブラックキャブの中に置き忘れたデジカメが、ホテルのコンシェルジェの手によって我が家に送られてきた経験から、基本的に落とし物に関しては性善説を信じる。
正直なニッポン、信じてるからおサイフ返してー。

夫からお金を借り、ひたすら電車で移動する。
祈るような2日が過ぎたが連絡無し。

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自分の迂闊さを棚に上げ、もう日本なんてキライだーと心の氷が固まったその日。

アナログの分厚いTVの後ろに、見覚えのある金具がきらりと光る。

「自分が恥ずかしい」
I'm ( ) of ( ).

ショックで食器洗いが手につかない私に代わってお茶碗を洗った夫に、なんて言おう?

「どうして知ってるの」
(How)(come) you know?





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