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浦和、さあ、どうだろう! [クリニック・シンドローム]

特別管理産業廃棄物管理責任者講習会に一日缶詰になる。
(あー、一気に読む気無くなるな、このカタさ)

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前夜関東に降った雪で道は大渋滞だというのに、浦和の会場にぎりぎりセーフで滑り込むと、既に170人もの出席者が全員顔を揃えてるというから驚く。

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何だか私の人生の対極にあるようなジャンルだが、ウチくらいの小規模の有床診療所でも、この管理者を置かねば許さんよと言うので、その資格l関係は女房が一手に引き受けることになり、いつも私が出かけていくんである。

朝の9時半から17時までという、ヘタな免許更新より長い講義時間と、おまけに最後に試験を受けて70点以上取らなければ管理者にはなれないというハードルの高さに辟易する。

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一般廃棄物、産業廃棄物、特別管理産業廃棄物、感染性廃棄物・・・・・・・。
ただでさえ早起きして眠いのに、まるで念仏のように聞こえる(・・・・ブツ、・・・・ブツっていうからかな?)言葉たち。
何がどう違うんじゃい!と思うが、自分で図を書いてみると、なーるほどね。

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科学や医学の発達と同時に必然的に生まれる負の財産をどう処理すべきか、というこの分野は、意外にも比較的新しい。
エイズや肝炎ウィルス患者を挙げるまでもなく、数々の被害の上にようやく今日成り立ってきたものだ。

医療は、その処理を、適正に、安全に行うということも含めて医療なのだ、ということも十分理解できるし、その実施に努めているつもりだ。

でもいかがなもんだろー。

いくら産廃の不法投棄をするような悪徳業者がいるからって、都道府県から許可証をもらった運搬処理業者を疑ってかかれって、いうのは。
そして、その許可証を信じて契約しても、業者がコトを起こしたら、契約した排出業者(つまり我々)が懲罰を受けるっていうのは。

業者に許可証を発行した側には何の責任もないんだろうか。

「私が現職の頃は・・・」って繰り返す天下りのセンセイ方に、懲罰、懲罰って霰が降るように言われると、なんか気持ちがヘコむ。

でもちょっと感動したこともある。

ぼやんとした感じのセンセイの感染についての講義で、人類の歴史はそのまま感染症との戦いの歴史で、最近のH1N1との攻防のようなことが、ずっとずっと繰り返されてきたんだと聞く。

ウィルスが生物の細胞中で増殖する性質を持っているため、その細胞でできている人間が生きている限り、ウィルスもいろんなカタチに変異して生き残っていくんだって言うので、なんだかウィルスに共生の運命(さだめ)みたいなものを感じてしまう。

ウィルスの必死さもまたすごいもんだ。

試験の結果は3週間後郵送で、と大層だ。

「さあ、どうだろう!」
We'll ( ).

処理業者とやり取りするマニフェストは、本来『積み荷目録』という意味だと初めて知る。
アメリカのウェスト・マネージメント社という貿易会社が使い始めた言葉だそうである。
なんのかんの言っても、講義は結構面白かったと告白するし、適正化に努めたいと思う。

「それでここにいるんだ」
(That's) (why) I'm here.









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しげ

おつかれさま^v^
お勉強 ご苦労様です
同じ勉強してますよ^^実は
僕は資源循環局に勤めています
一応 横浜市職員です^^;から
がんばって☆
by しげ (2010-02-05 09:34) 

mana

しげさん。

うわー、ほんとですか!
気を悪くしないでくださいね。

ちゃんと勉強してきましたから。
資源循環局っていうところがあるんですね。

私も10年前まで横浜に住んでいました。
by mana (2010-02-05 18:37) 

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