丸の内、竹でいいです

「I miss Shota!」

１階ホールに響き渡る聞き覚えのある声に、思わず振り向く。

午前中聖心で英会話のグループレッスンに参加し、午後◯ルリッツのマンツーマンに突入する前にご飯を一人で食べようと寄った丸の内オアゾである。

NHK教育の夜11時。

『リトル・チャロ』は、子犬のチャロが「なぜだか判らないけれど」別れてしまった飼い主翔太を探しながら繰り広げる冒険を描く、英会話教材プログラム。
子どもも楽しめるように（それにしては放映時間が遅いな）、センテンスが短く簡潔なので、私の実力にはぴったりである。
月曜から木曜まで同じ内容を、日本語から英語へと少しずつ移行させながら放映するスタイルが新しいと思う。

その新しいDVDの発売日らしく、丸善の店頭でキャンペーン中である。


今買えばチャロの縫いぐるみが付きます、という販促トーク＆グッズにそのまんま乗っかる。

翔太は毎日お弁当を作ってくれる優しいお母さんを亡くしたのに、がんばってサッカーのリフティング（英語ではjugglingだった）の練習をし続けたんだった・・・と、ちょっぴりしんみり長男と同じ名前のチャロの飼い主を思ったりして、早く家で観ようと思う。

その長男がまだお腹にいた時のこと。

夫は扁桃腺摘出手術を受けて、本来なら２、３日で退院のところ、出血が止まりにくい体質のために何だかすごく大事になって２週間近く入院していた。

見舞いの帰りに私が一人で寿司屋に寄り、「竹のちらし寿司（松竹梅の真ん中のグレード）を食べた」と心底うれしそうに報告したのが、なぜか病床の彼の琴線に触れたらしく、
「よし、オレはコイツに松のちらし寿司を死ぬほど喰わせられるように働くぞ！」
と、固く（勝手に）決心したのだそうな。
（なんか大きいような、小さいような・・・）

まー、ありがたいというか、一人で盛り上がんなみたいな、フクザツな心中ではあった。
（だって、竹でも何にも不満は無かったんである、私は・・・）

・・・でDVDを買った後寿司屋へ行き、多分私が松を食べても我が家の家計は今、傾かないような気がするが、やっぱり一人で食べるご飯は、竹のちらし寿司を頼んでしまう本日である。
（もう面倒くさいから、夫に報告はナシである）


「一人でスシ喰うな」


「あー、グレちゃう、グレちゃう！」

コメント 2

お寿司が食べたくなってきました～。

チャロ！私も気になってます。
今、オンエア中のチャロを観た友人が
あまりにも設定が可哀想過ぎて
観るのが辛いほどだ、と言っていました。

チャロが可愛いので感情移入しちゃいますね。

by 朋子 (2010-07-17 10:07) 

朋子さん

そうなんです！
ママがチャロにブレスレット（アンクレット？）を渡すとこなんか、思いっきり入り込んじゃいましたよ。

でもお勧めですよ〜
by mana (2010-07-17 19:06)