六本木、新しいページに [ハーバル]
大晦日の都心のホテル。
いつもはそれぞれの生活を、それぞれに送っている家族が集まる。
ロビーでお茶を飲みながら、息子たちの到着を待つ。
穏やかな冬晴れの午後。
かつて夫の実家の、男性中心の酒席の正月が苦痛だった。
しかし、形が違えこそすれ、正月という形を借りて、巣立っていった家族を元の場所に集めんとした亡き義父の心も、今ようやく理解できるような気がする。
それは図らずも、自分が作った巣が、いちばん賑やかで心地よかった時代への思慕に他ならないのだろう。
しかし子育てを終えると、巣はいつか古びて役目を終えていくものだ。
午後は、夫、おヨメさんと一緒にホテルのスパへ。
タイ・ハーバルボールを使ったトリートメントは、今年2月にタイで1日講習を受けたテクニックとは若干違っていたが、ハーバルボールをじんわりと押し当てられて「ああ、あったかい・・」と思っているうちに夢の中へ。
ハーバルボールの中身は、ターメリック、レモングラス、カファライム。
2時間たっぷり施術してもらい、1年の疲れを無かったことに。
夜は晦日懐石。
テリブル2歳は鼻血を出しながら絶叫して畳の上を走り回り、海老蔵状態。
出るぞと意気込んでいたロビーラウンジのカウントダウンパーティを横目に、夕食後は解散。
2010年も『おいで、パチュリ』をお読み頂きましてありがとうございました。
また来年も、右往左往する我が人生の一片を切り取って、ここにスクラップしていきたいと思っています。
あと30分で開く2011年のページに、皆様の素晴らしい景色が描かれますように!
2010-12-31 23:33
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