西麻布、永田哲也個展 [マイハーベスト]
『ミナサンを探せ』
冬の日射しとソファの色に擬態となったかのようなミナサン(トイプー3匹)。
この頃メグだけでなく、全員が散歩に消極的になってしまい、ひねもすのたりのたりかな。
オマエたち、春の海か。
ミナサンといい、夫といい、なんでこう力が入んないのかなあ、うちの住人は。
ミナサンの散歩はこの極寒だから仕方ないとしよう。
しかし、夫はそうはいかないのである。
暮れの納会で職員たちを前にして、夫が「来年こそは減量に言い訳をしない」と高らかにのたまったので、毎日10キロくらい歩くのかと思えば(実際2年後のホノルルマラソンに出ようかとさえ言ったんだから)、新年会だ、懇親会だ、同窓会だと増量街道ばく進中である。
ホノルルマラソンに謝れ!
あ”ー、こっちがストレスでやせ細るわ!
そんなこんなで、もう1月も3分の1を消化してしまったが、新年らしい個展を見つけた。
昇る陽に鶴が舞う、おめでたさいっぱいの団扇。
和紙を縁起物の菓子型で象る、永田哲也氏の作品を観に行く。
誰もが考えつきそうで誰もやった人がいないこの手法。
それは和紙という二次元を、折ったり貼ったりせずに三次元にしてみせた瞬間。
洋館のレリーフのようでもあり、ほろりとくずれおちそうな祝い菓子のようでもあり。
細やかな紙の隆起と、古来の菓子型の精巧さに目を奪われる。
(西麻布、ギャラリー・ル・ベインにて30日まで)
感性のアンテナがキャッチしたものには、出来る限り自分の五感を触れさせに行く。
ちょっとした用事の合間を縫って。
夫よ。
医師としてのあなたは尊敬しています。
しかし、仕事で忙しいことは、減量を始めとする健康管理に関してはエクスキューズでしかありません。
感性と体型を研ぎすます努力を。
私はあなたと一緒にするどく老いていきたいのです。
2011-01-22 21:04
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