銀座、クロムハーツの解釈 [フレグランス・ストーリー]
このブランドにご執心の長男の誕生日に、レザージャケットを買ってあげることにしたと夫が言うので、なんて甘い父親なんだと心の中で舌打ちしながら、パトロールに行くことにする。
(長男は収入もそれなりにあるオトナである)
う〜ん。
なんていうか、どの世代と業種の人間をターゲットにしているのか判りにくくはある。
(少なくとも一般サラリーマンではないな)
持ち重りのするシルバーとレザー。
ハードな素材感たっぷりのアイテムは、オバサン古いわと言われようと『イージーライダー』しかイメージを当てはめることができない。
「これは日本のブランドなんですか?」
などという初歩中の初歩的な質問を発するオバサンに、スタッフはあきらかに苦笑いしながら、
「いいえ。LAが発祥です」
とキッパリ。
その眼は「アンタ、うちのモノを身につける資格無し」と明確に断じている。
じゃー、やっぱりピーター・フォンダじゃん?と心でつぶやきつつ、このオバサン世代からかなり遠そうなブランドを私流に噛み砕いて解釈しようと意欲を燃やす。
息子たちの価値観の半分は私が形成したかも知れないと思うから、彼たちがいいと言ったものは真っ向から否定しない。
よって、根気よくテキトーに応対してくれたスタッフと一緒に、ベルトを1本と白のトートバッグを選ぶ。
ああ。
ミイラ取りがミイラになってしもた。
ルシアン・ペラフィネのワンピースにベルトを。
トートは紺のニットに。
帯揚げをスカーフにするのがマイブーム。
春が待ち遠しいこの頃。
クロムハーツの解釈、これで間違っていないでしょうか?
2011-02-22 21:21
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