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銀座、復興ノート8 [フレグランス・ストーリー]

拍子抜けするほど、いつもの銀座である。
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震災後2度目の週末。
週末は計画停電が実施されないというだけで、緊張がほどける。

思い切って銀座へ髪のカットとカラーリングをしに出掛ける。
シャンプーやカラーリングをしているうちに地震が来たらと思うと少し緊張したが、顔なじみのスタイリストさんやネイリストさんたちと話して気が晴れる。

銀座は人通りも元に戻り、両親の好物を買おうと立ち寄ったデパ地下にもふんだんに食物はあった。
少なくとも、表面的に東京は震災前の顔をとり戻したかにも見える。

しかし、地下鉄の駅や地下道路は照明を間引いていて薄暗く、交殉社ビルのトイレはウォシュレットのスイッチが切られている。
エスカレーターは駅も含め動いていない。

23区は停電が無くていいなあと思ったりもしたけれど、停電の無い地域は地域なりに節電に努めていると判る。

生きているのが楽しいと思える場所を、日本に残しておくことは大切だ。
被災地外で、節電をし、募金をし、それ以上に何かをしたいと思っても仕事があったりしてボランティアに出掛けることも出来なければ、普段通りに正しくお金を使って日本の経済を何とか繋いでいく側に回りたい。

3月26日(土)復興ノート。
・銀座でカット、カラーリング。帰りの電車で爆睡して上福岡駅まで行ってしまった
・新聞に折り込みチラシいっぱい
・NHK海外ニュース3週間ぶりに復活。ウィーンフィル追悼のモーツァルト演奏、バンコク最大のスラム街で募金90万円など、世界中が日本へ気持ちを寄せている
・東京都はじめ多くの自治体で乳児への水道水摂取制限解除

人間だって食うや食わずの状態の中だが、被災地のペットが気にかかる。
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もし自分が避難所に行くことを勧められたら、私はミナサンと家に残る方を選択する。
酪農農家の方が、残してきた家畜を思いやる気持ちにも胸がえぐられる。

こんな活動をしておられる方を見つけた。
http://blog.goo.ne.jp/welcome-dogwood/e/759248e38a22f6c69bc2558ce98e140b
応援よろしくお願いいたします。
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コメント 4

やまべぇ

ご訪問ありがとうございました(^_^)
僕は茨城なんですが、茨城も液状化現象とかで未だに避難所生活を強いられてるような地域はありますが、僕の住む地域は不便も感じなくなるくらい普通に戻ってきてます。 この普通がどれほど幸せな事かつくづく感じましたね。 蛇口回せば水が出て、スイッチ押せば電気が付く。 お腹が空けばいつでも好きなもの食し、寝る前には風呂に入って温まれる。 当たり前の普通に感謝です。
被災地にも早くこの普通が戻る事を祈るばかりですね・・・
manaさんもおっしゃるように、何かをしたいと思っても仕事があったりしてボランティアに出掛けることも出来ないのが残念です。
by やまべぇ (2011-03-26 23:17) 

しげさん

ドッグウッドわんにゃん支援金、私も応援しています!
いつもの顔、とは言っても決して以前と同じではない。私達が変わっていかないといけないと感じさせられます。
by しげさん (2011-03-27 11:21) 

mana

やまべぇさん、コメントありがとうございます。

昨日両親の住む水戸と、叔母の住む日立を回ってきました。
想像より日常が戻っていてほっとしました。

何かをしたいと思う気持ちをずっと持ち続けることも、被災地へできることのひとつなんだと思います。
当たり前の日常に感謝しながら。
by mana (2011-03-28 07:55) 

mana

しげさん

時折、TVでがれきの中を彷徨っているイヌを見るたびに、画面から引き出して連れ帰りたい衝動にかられます。
ドッグウッドさんがそれを代行してくれていると感じます。
応援します。
by mana (2011-03-28 08:09) 

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