SSブログ

六本木、ブラックスワン [マイハーベスト]

予定が変更になり、朝8時から車で出かけた都内で、午後の時間がぽっかり空いてしまう。

仕方ない。

帰ろうとヒルズの駐車場へ向かう途中、TOHOシネマズの前の『ブラックスワン』のポスターに引っかかる。
613KN+U7uKL._AA1000_.jpg

映画なんて、DVDやCATVで観るばかりで、この前映画館に足を運んだのはいつだったかさえ覚えていないけれど、観たいと思っていた映画がそこにあり、今日の自分にはそれを観る時間と自由があるのだと思ったとたん、チケット売り場の前にいた。

「今日はレディースデイで1000円です」とウェルカムなスタッフ。
ラッキー。

IMG_8999.jpg
ヒルズのTOHOシネマズは近未来映画のセットのよう。

あったかいミルクティのカップを持って、通路前のナイスな座席に沈み込む。

ここで地震が来たら死ぬな(高層ビルだし、暗いし・・・)と思っていたら、いきなり「ゆれくる」(緊急地震速報アプリ)がバイブでお知らせ。
お尻浮かしつつ画面見ると、「試験中」って、おい。

映画は、白鳥のように清楚なニナ(ナタリー・ポートマン。アカデミー主演女優賞)が、主役を射止め、自分の中の黒鳥の狂気を呼び覚ましていくというストーリー。
スワンレイクの主役オデット(白鳥の女王)はオディール(ロットバルトに支配された黒鳥)との二役で踊るルールがカギ。

シーンはすべて白鳥の湖の楽曲が割り振られ、現実と妄想、バレエ『白鳥の湖』と映画『ブラックスワン』の境界は、掻き消されている。

集団の中からたった一つの頂点の座を射止める切磋琢磨は使い古されたテーマではありながら、エロティックでもあり、ホラーっぽくもあり、息も付かせずに2時間突っ走る映像は評判通り。

9キロ減量して大役に臨んだというナタリー・ポートマンは、それでもバレリーナとしては少々骨太かと思わせるが、角度によって在りし日のオードリー・ヘプバーンの面影が漂うように思う。

一人で映画。

くせになりそう。



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。