自宅、アイアン・ハウス [マイハーベスト]
オランダのアロマセラピスト、Willからメールをもらう。(右端の彼女である)
ロンドンのIFAカンファランスで知り合い、ビジネスカードを交換したんである。
カメラを持参していなかった彼女は、このブログを見て、写真を自分のFacebookやニュースメディアに使ってよいかと打診してきたのである。
彼女のHPを覗いてみると、オランダ語は読めないが、何となく英語に近いので内容がものすごく充実しているのが分かるような気がする。
http://www.dedragendenatuur.nl/
あの低気圧の中、オランダから大揺れのフェリーで19時間以上もかけて来て、カンファランスとワークショップだけ参加してすぐにトンボ帰りしたんである。
何だかチンタラと観光もしてしまった我が身を恥じつつオランダのアロマテラピー事情を聞くと、やはりイギリスやフランスのようなわけにはいかず、特に医療現場でアロマテラピーを行うのは難しいと、日本のそれと同じような問題を抱えているようだった。
飛行機は高いからとフェリーで来たのに、ワークショップを行った病院のファウンテン・センターにはちゃんとドネイションを残していき、彼女たちの志の高さというか、アロマテラピーへの情熱の濃さというか、そういうものを見せつけられたような気がする。
ロンドン滞在中も持ち歩いていた本は、久々のハードボイルドタッチのミステリである。
「アイアン・ハウス」(ジョン・ハート/東野さやか訳/早川書房)
飛行機の重量制限完全無視の400グラムを携帯して、地球半周を往復したわけである。
(ふつー、計るかなあ)
時間を持て余す機内でも、時差ボケで眠れぬ夜にも読んだけど、全く読み終わる気配の見えない分厚さ。
孤児院アイアン・ハウスで育った兄弟の弟は大富豪に引き取られ、兄はギャングの大親分に拾われる。
もう笑っちゃうくらい当たり前な設定であるが、その結末では意外な血筋が導き出される。
それでなくてもエクサイティングな海外には不向きでも、国内で有り余る時間を退屈せずに使い込みたい方には、是非。
2012-06-21 22:06
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