軽井沢、紅葉 [フレグランス・ストーリー]
燃えるような紅葉、というのはよく聞くが、秋の日差しが溜まり込む谷間の紅葉は、透けてきらめくような光景である。
仕事のため、一足先に新幹線で帰宅する夫を駅まで送ってから、三笠通りをぐんぐん北上して白糸の滝まで行ってみる。
軽井沢の町よりぐんと標高が上がるため、紅葉の色が一段と鮮やかな景色が両脇に広がる。
”50歳からの一眼レフ”(結構気に入ってます、この挿入句)である初心者向けカメラでは限界があるのか、何度撮っても自分が感動したままに画像に映し込めないものの一つが、この紅葉の風景である。
(光源が無数にある宝石も、カメラがフォーカスポイントを迷ってしまうのか、うまく撮れないことをこの前のピアス撮影で発見)→超ド素人発言。
そんなわけで、カーテンを開けた山荘の中にいると、まるで黄金の緞帳に囲まれているような華やかさなのだが、なかなかそれを写し取れない。
夏にカラカラと山荘中を開け放し、戸外と一体化する気分も爽快だが、晩秋の林間にぬくぬくと部屋を暖めて閉じこもる幸福な閉鎖感は、山荘生活の中で一番の醍醐味、クマやヘビの冬眠の気持ちが分かろうというものである。
大量の本と、ちょっぴりの仕事と、ホットブランデーと、クルミとミモレットと、ミナサン(トイプー3匹)。
That's all である。
2012-11-05 10:24
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