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自宅、記譜法 [フレグランス・ストーリー]

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庭の白いアジサイが満開である。

去年は母が亡くなった7月初旬に満開だったことを思えば、今年は約1ヶ月近くも早いということなんだろう。

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屋上からは俯瞰し、

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バスルームからはブラインド越しに楽しむ。

じめじめして日の当たらない北側の長年のデッドスペースは、10数年前の家の竣工時には夫が大張り切りで天然芝練習グリーンなんぞを作ったが、排水が悪く芝はあっという間にダメになってしまい、その後数回に渡る試行錯誤の末にこの形にたどり着いたのである。
なんか、やれやれである。

その夫は、この頃やけにピアノにハマっている。
このところ当直の先生方の学会出張が多く、ほとんどクリニックに泊まり込んでいるが、院長室にもキーボードを設置してイヤホン装着で頑張っているらしいんである。

たまに帰ってきて弾いているのを聞くと、#ついてる曲なんかもいつの間にか出来ていたりし、きれいな先生相手に「理系の頭で弾いてると思う」みたいな持論をブチかましたりするので、音楽に文系も理系もないわ!と心の中でツッこみながら、ついこの前まで楽譜が読めず、ドの位置が分からなかったヒトとは思えんと思う。

この前、東進林先生が悪ガキ相手の授業で「記譜法」についての題材を取り上げているのをついつい観てしまった。
我々は今当たり前のように譜面を読み(夫には当たり前でなかったが)、技術さえあれば外国の人とだって同じ音楽を演奏することが出来る。
そこに国境は無く、言語のように優劣も無い。
なるほど音楽という形の無いものを全世界共通の記号で表せるようになったことは、なんと画期的で素晴らしいことなのだろうと、先生の授業ではなく、記譜法の方に感動した。

英語を習うことが楽しいのは、大げさにいえば、そのスキルを獲得することによってある程度国境をまたぐことが出来るからだ。
夫も今、音楽、楽譜という国境が取り払われた世界に魅せられ始めているのかも知れない。

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父の日のスイーツ。

お父さんのイメージがビールとネクタイというのも、◯ニンシュラホテルにしちゃちょっと貧困な発想なのでは、と思う。


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あっちゃん

今年はホントに暑いです!
私の高校時代の同級生で、医学部に行った子は…最後まで、医学部か音大で悩んでました。
理系頭とピアノは関係あるかもしれませんよ!
by あっちゃん (2013-06-13 07:22) 

mana

あっちゃん。
夫のピアノの先生は、医学部の生徒は例外なくうまくなるっておっしゃっていましたけど(9割ヨイショだと思いますが)、考えてみると楽譜って理論的だから理系の頭に合うのかもしれません。
でも私、理系のオトコがすぐ「理系」って振りかざすのがイヤ。
文系見下ろしてるでしょって思うのは卑屈かしら?
by mana (2013-06-13 09:42) 

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