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ふじみ野、あっちゃん [フレグランス・ストーリー]

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何だか、タイミングぴったりすぎる。
7月30日付け、朝日新聞。

不妊治療の助成に、法の枠が課せられた。

NHK「産みたいのに産めない〜卵子老化の衝撃〜」放映が、この制定に大きく寄与したであろうことは想像に難くない。

妊娠を望む女性がひとりでも多く、タイミングを逃さずに不妊治療に入れるための政府の前向きの姿勢と捕らえたい。

さて、雇均法制定以前に卒業した大学の学友が、我が家にやって来た。
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22歳で卒業して以来、関西と関東に分かれて暮らしていたが、数ヶ月前に恐る恐る始めたFBに、突然「あのmanaちゃんですか」とやって来た、前にも書いた、あっちゃんである。

私たちは大学構内の学寮で生活していたので、授業で一緒だったというよりは、当時の寝食のすべてが思い出に詰まっている感じだ。

窓に薄ぼんやりと赤く東京タワーが浮かび上がる真夜中のスタディルームで、「白いご飯が食べたい」(戦時中か!)と一合炊きの小さな炊飯器で二人でご飯を炊いたこと、消灯後までしゃべり過ぎて自分の部屋に帰るには(寮監のシスターに見つかる)リスクが高すぎ、一つのベッドにハイジとクララよろしくもぐり込んで寝たことなんかを、まるで昨日のことのように思い出す。

大きなお家に嫁ぎ、同居していたご主人のご両親の介護と看取りという苦労を経て、3人の息子さんを立派に育て上げたあっちゃんは、今は小学校の先生である。

雇均法の壁のせいか、周囲の擦り込みのせいか、私たちは自分たちの前に敷かれた結婚、出産一直線レールを疑いもせずに歩いてきた。
そのお役目を果たし終えて、さて、と世の中を見渡すと、バブルが崩壊し、モラルも女性の位置も変わり、触ったことも無かった怒濤のIT時代に突入していたが、様変わりした情勢の中で、何とかそれぞれの形で今、社会参加しているところも私たちは一緒である。

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お料理が得意なあっちゃんは、大阪から自前の調味料とエプロン持参で、包丁をとうの昔にお手伝いさんに明け渡した私に代わって、ご飯を作ってくれた。
真夜中スタディルームでご飯を炊いた経験は、伊達ではないのである。

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あっちゃんのFBで紹介されて以来、私がずっと食べたいと言っていた茄子と揚げ餅のめんつゆがけ。
美味でございました!

前にも書いたと思うが、「あなたは恋愛で結婚してはいけません」という親御さんの言いつけを頑なに遵守していたあっちゃんは、私と当時は医学部の学生だった夫とのデートにも何度か参加していたので、彼とも感動の再会を果たしたことになる。
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大学の軽音楽部のボーカルだったあっちゃんに敬意を表して、35年ぶりに3人でデートしようってわけで、近所のカラオケにも行く。
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二人で歌う歌は、もちろんユーミンの「卒業写真」。

あの頃の生き方を
あなたは忘れないで。

あなたは私の
青春そのもの。

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当時は皇太子妃だった美智子皇后も毎年ご列席されたグリークラブの演奏会や、大学主催のソーシャルダンスパーティが行われていたマリアンホール前で。


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コメント 2

あっちゃん

楽しかったね!の一言につきます。
もっとお料理披露する予定が酔っ払っちまいました
by あっちゃん (2013-08-01 12:33) 

mana

あっちゃんと真剣に飲めて楽しかったです!
次の日、フツーに起きてきたのでビックリしました。

by mana (2013-08-01 16:46) 

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