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自宅、夏小物 [フレグランス・ストーリー]

40℃って、インフルエンザ時の体温と同じってことじゃないですか!

暑い。

先週Johnnyに「生まれ月の気温には人間、順応できるはずだ」とか言われたけど(根拠は何だ?)、私が生まれた50ン年前の日本の8月は、30℃越えの日は一週間ほどしか無かったですから!
しかも31℃とか32℃ですから。

私が生まれたギリギリ獅子座の時期は、昔はお店には夏の売れ残りしか並んでおらず、お洋服が大好きで、年に一度の誕生日というビッグチャンスにはどうしても素敵な洋服を買って欲しかったのに、いつもペラペラのバーゲンセールのワンピースなどをあてがわれて、ずっとずっと不満であった。

中学生の時だったか、母がやっと出始めた秋冬の新作であろうチャコールグレーのベルベットのジャケットを買ってくれ、まだ汗がだらだら流れるような季節なのに(そういえばその頃まで我が家にはクーラーが無かったように思う)、それを自分の部屋につり下げて、毎日飽かずに眺めたものだ。

今年の暑さには、夏バテどころか命の危険すら感じる瞬間があるが、子どもの頃から染着いた衣装や身の回りのもので暑さを逆手に取る方法は、意外に有効かも知れない。

さすがにきょうびの気温では効果も薄れるかも知れないが、和室や着物のしつらえを見ていると、エアコンなど無かった時代の日本人が、物理的にではなく、視覚的・感覚的に夏を涼しく過ごすために凝らした工夫に感動する。

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麻の長襦袢に、夏の紬、絽の帯。

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自然素材の小物。

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紬にも帯留めにも、水面をすいっと渡っていくツバメがデザインされている。
(昔の帯留めなので、これに合う細い帯締めがまだ見つからない)

着物周辺の、こういう季節のデザインが、私はものすごく好きだ。
日本人の、自然に対するセンスがいとおしい。

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話しは違うが、このカボチャっぽいフォルムのパラソルも、持っていると皆さんに褒めて頂く。

Di Cesare Designsという京都のカンパニーで、建築家がデザインした傘やパラソルを一つずつ手作りしているそうだ。
http://www.ddi-parashell.com

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着物の魅力をブった後でこう言うのもナンだが、この夏はほとんど身体中に風が入り込むマキシワンピとUGGのビーサンで通している。
先日、あまりにも可愛くてBaby's UGGのビーサンを衝動買いしてしまった。
今日がお誕生日の姫様に持っていって、感想を伺おう。

私が子どもの頃と違って、最近は秋冬物がずいぶん早く出回るようになった。
銀座のブティックには、見るからに暖かそうなツィード素材やチェックパターンのコレクションが並んでいる。

これから一年で一番おしゃれが楽しい、そして散財の季節が到来する。


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