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自宅、プラハ 都市の肖像 [マイハーベスト]

まさかとは思ったけど、この3日の連休で単独ハワイで波に乗っていたヤツがいた!

しれっと渡されたお土産のアイランドスリッパーは、悔しいけど適度なヒールにクッションが効いててかなり履き易い。
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乳飲み子含めた子ども3人抱えて、それを快く送り出したおヨメさんは実に寛大なヒトだ。
ちゃんと感謝しなさいよと説教口調になったその傍から、自分もだわと反省。
母と息子の悪い血筋なんだろうか?

年に1回は一人で海外を旅させて、というのが、私の夫に対する最大の我が儘だろうと思う。
それ以外にもアンタ、いろいろワガママだらけやんかとツッこまれそうだが、基本的にそれ以外は多忙な夫に当たらず触らず自分だけでやるので迷惑はかかってないと思う。

しかし海外一人旅となれば少なく見積もっても最低一週間は、ミナサンとご自身の世話をやって頂くことになる。
クロが糖尿病になって毎日の注射を含め大変手がかかるようになったので、クリニックにかかり切りの夫には手に余ることが多く、そこのところが心苦しい。

去年は母の逝去で一人旅を断念し、依然残った父も体調は悪くないが鬱鬱した生活を送っているので出づらくはなったが、私の人生だって残りがそうそうあるわけじゃない。
来年だってあるかどうかわからない。
面白そうなコトはとにかくできるうちにやっておけ、が最近の心情である。

照準は中欧、歴史に翻弄された古都プラハ。

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直行便も無く、知らなかったけど、ユーロ圏でもなく、通貨はチェココルナである。
(三井住友銀行の事前換金、いつも利用させてもらってます)
学生時代に訪れた次男によれば、彼の気に入っていたコルナ銀貨はすでに姿を消しているそうだ。

七転八倒してようやく話せたことにする英語も、通じるかどうかの旧共産圏。

なぜそんなところに一人で行きたいのかというと、やっぱり読んだ本の影響なんだろうなあ。
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以前にもご紹介した写真家・田中長徳氏の「屋根裏プラハ」が素敵過ぎた。
それと、次男の弁を借りれば、「今のうちにグローバル化に取り残された国を見ておくのも悪くない。」

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今回読んだのは「プラハ 都市の肖像」(ジョン・バンヴィル著/高橋和久+桃尾美佳訳/DHC)。

田中氏も多大な影響を受けたというプラハ出身の写真家ヨーゼフ・スデクの芸術写真を、旧ソ連監視下のチェコスロバキアからアメリカに密かに運び出す役目を担った著者は、ビロード革命を経て解き放たれた芸術都市プラハを再び訪れる。

ハプスブルグ家、ナチス、ソ連という歴代の大勢力に飲み込まれながらも、佇まいをかき抱いて手離さなかった美しい古都が、著者の視線を通して語られる。

さあ、これを読んだら、もう飛行機に乗るっきゃ無いでしょう!

パパ、あとはよろしくお願いしますっ!!





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