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ルアンパバーン、何食べる? [セルフィッシュ・ジャーニー]

海外へ行ってきたと言うと、必ず「ご飯どうだった?」的な質問を受ける。
これ、一番苦手である。

日本に居ても積極的においしいものを食べに行こうと思わないヒトなので、ましてや衛生事情が立ち行かない発展途上国に、しかも一人で行った時にはカンペキ守りに入って、ほとんどの食事はホテルで定番の朝食をガッツリ食べて必要カロリーを摂取し、あとの2食は、ワインかビールを飲みながらつまむ程度である。

部屋で寝転がりながら持ってきた煎餅類をポリポリしながら現地ビールを飲むのは、一人旅の幸せそのもの。
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ビア・ラーオは、ロゴデザインが土産物用Tシャツにプリントされて巷にあふれており、飲み物というよりはラオスのアイコン的存在?

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Amantakaのダイニングでは、私が夕刻テラス席で飲んでいると、ガムランの演奏者がたった一人の日本人客のために「上を向いて歩こう」を奏で始める。
他のレパートリーは無いらしく、毎晩上を向いて歩いてた。

欧米人の多い町中には、街並みに溶け込むようなレトロなカフェや高級フレンチレストランが点在する。
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メコン川、カーン川の岸辺には、テラス席を設けたカフェやカジュアルレストランが並ぶ。
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この佇まいが外国じゃないとFBで揶揄されたブーランジェリーだが、ガイド君によればルアンパバーン一おいしいバゲットを売る店である。

なにしろかつてフランスの統治下にあった場所である。
フランスパンがおいしくないはずがない。

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フレンチビストロ、アンプチニ(Un Petit Nid)。

建物は1854年に建てられたフランス風の家屋。
濃いクリームたっぷりのラテとバゲッドサンドでランチ。

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一段高い表通りを行き交う人々を眺めながらのテラス席は、何時間でも座っていられそうだ。

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高級フレンチレストラン、エレファント(L'elephant)の姉妹店で、カジュアルなキッシュやピザが食べられるカフェ・バーンワットセーン(Le Cafe Ban Vat Sene)。

一人で贅沢なフレンチを食べる気もさらさらないので、やっぱりこちらで。

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そこでパッタイ(タイの焼きそば)かよ!と突っ込まれそうだが、きりりと冷えた白ワインと穏やかな味のライス・ヌードルは、結構マッチする。


本当に貧弱なご飯レポートで申し訳ない。

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・・・で、なんていう店だよ?
ルアンパバーンで唯一見かけた日本語表示だが、自分の店の名を日本語で書けていないのが失敗。

このカオ・ピャック(鶏の出汁のスープで、コメの麺を煮込んだもの)食べてみたかったが、簡素な店の佇まいが、普段よりレベルが引き下げられた心の警戒信号を発令させる。
何しろ、前回が悲惨だったので・・・

店や民家の軒先には、凝った鳥かごが吊るされ、並べた色とりどりの布地と相まって実に楽しげだ。
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シンを売る布ブティックはそこここに。
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店員さんも皆シン・スタイル。
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カフェの前の小学校の女の子たちもシン。
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ヴィエンチャンでお嬢様学校の前を車で通りすぎた時、ちょうど下校時だったのか、白いブラウスに紺色の裾模様が入った真っ白なシン、髪をまとめるリボンも全部おそろいでブルーという少女たちの美しさに息をのんだ。
あっという間に通り過ぎて、写真が取れなかったのがとっても残念。
その清楚な光景が目に焼き付いている。

駄菓子屋の前のラオス犬。
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不機嫌そうである。

お菓子と言えば、どこにでもある土産用のスイーツグッズ、ラオスには皆無ですので、ばらまき用のお菓子を買いたい方は、心して出かけてください。

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どこかヴェトナムのホイアンにも似たレトロな町。

中国、ヴェトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに挟まれて、ラオスに海は無い。
ドメスティックの小さな飛行機から見下ろすと、もう切ないほどの滴るような緑の山、山、山・・・

海運の恩恵にあずかれないということが、この国の発展の歩みのスピードを限りなく遅くしたであろうことは想像に難くない。

周りの国から染み出すようにじわじわと流れ込んでくる異文化と、奥深い森林の中に点在する少数民族の文化とのミックスが、スローで独特の雰囲気を作り上げる。
その象徴のような町、ルアンパバーン。

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都会の喧騒から逃れて、その湿り気のある濃厚な懐かしさの中にしばし身を置いていたいと思うのは、私だけではあるまい。






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