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八丁堀、寒中お見舞い [フレグランス・ストーリー]

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やっぱり降ってきた。

前日から天気予報もニュースも「明日は大雪」と大騒ぎである。

去年2度の大雪で痛い目に遭っている関東人は慌てふためき、ホームセンターに駆け込み、雪対策グッズはほぼ売り切れだそうである。
誤解を恐れずに言えば、一種の祭りである。

20年ほど前、山形の鶴岡という古い町に住んだ時は、毎日毎日しんしんと降り積もる雪をぐっと見据えて耐える雪国人の根性を目の当たりにして、その度量に感動した。
郷に入って郷に従った中学生だった長男は、近所の友人たちと4キロほど離れた学校へ、吹雪の中を、学生服にコートも羽織らず、傘だけさしてずんずん歩いて通ったものだ。

そういうのが、当然の日常だった。

雪国の人から見れば、関東のこの騒ぎはバカバカしくて見てられないというのが本音だろうと思う。

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去年長靴を持っていなくて、駅前の湖のような雪だまりに泣く泣く足を突っ込んで撃沈したので、春の大嵐の時にようやく人生2足目(1足目は小学校の黄色ブーツ)の長靴をゲットし、今度は余裕である。

さ、矢でも鉄砲でももってこい。

帰りに寄るドラムの練習用にスニーカーをリュックに入れ、ナビタイムで電車の遅延状況を確認しつつ、木曜のレッスンに出掛ける。

今年になって一日クレージーな買い物デーがあって、JBRANDのクラッシュデニムやlucien pellat-finetのカシミアグローブやらを買い漁った時に、プラダのリュックを手に入れた。
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都内に出掛けた帰りには必ず朝霞台に降りてレンタルスタジオでドラムの練習をするようになると、楽譜やらスティックやら、時にはこの日のように練習用のスニーカーやら着替えやら(2時間練習をすると汗びっしょりでございますので)荷物が異常に増えるので、どうしてもリュックが必要だったんである。

そんな重装備で出掛けた(祭りの)日、夕方スタジオから出たら一面白銀の世界かと思いきや、思いっきりハシゴを外された感じのいつもどおりの駅前風景。

あのさ、気象庁。

なんか言ってみろ。

夜の報道ステーションでFキャスターだけが「(大騒ぎして)申し訳ない」趣旨の発言をしていたが、まあ、注意喚起しないで大雪で事故なんかあった日にゃ責任問題だろうから、少し多めに盛って予報するんだろうけど、その後一言、「心配させてゴメンね」くらいはあっていいんじゃないでしょうか。



チーム58(若い頃勤めていた会社の同期入社の友人たち)、八丁堀で水炊きを堪能。
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古い日本家屋、こっくりとしたコラーゲンそのもののような博多水炊き、景虎の熱燗。
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日本の冬、ここにあり。



こっくりしたチョコレートケーキ。
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飲める早摘みオリーブオイル。
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染み渡るエネルギーと脂肪分は、極寒に立ち向かう気力と抵抗力を身体にみなぎらせてくれる。

Warm regards!



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