ミャンマー、The Strand Yangon [セルフィッシュ・ジャーニー]
旅に出て、ある程度のホテルに泊まると、朝食に必ずサニーサイドアップとパンケーキをオーダーする。
これは前述のどこかでご紹介したかと思う。
(ウィーン・The Ring)
日本ではセブンイレブンのスイーツ系パンと紅茶だけという、本当に貧乏臭い朝食なのにである。
ひとりで海外へ行くと豪華なディナーに出掛けられないので、必然的に歩き回る必要カロリーを安全な朝食で摂ろうとするためである。
好きって言っちゃー、好きってのもあるが、どの国でもこの二つはあまりハズレが無いし、何度か海外のホテルで同じメニューを頼んでいると各国のそれを比べるのが面白くなって、よっぽど体調が悪くない限り頑張ってオーダーする。
(タイ・サムイ島・The Library)
ロンドンではホテルによってはサニーサイドアップが通じないことも分かった。
3泊泊まってまともなサニーサイドアップは1回しかサーブされなかったホテルもある。
(帰国後英会話インストラクターに尋ねて、Sunny Side Up=片面だけ焼いた日本で一般的な目玉焼き、はアメリカ英語であることが判明)
その時の写真が見つからない。残念だ・・・
これはちゃんと出た方。
(The UK・ロンドン・The Browns)
(ベトナム・ニャチャン・Six Senses)
(プラハ・Four Seasons)
サニーサイドアップは、卵料理の文化の違いもあり(生卵NG。半熟のトロトロしたのもイヤな顔される)、焼き方の上手下手、あるいは一個か二個か、ぐらいの違いで、味は塩・胡椒なのでそんなに変わらない。
でも完璧な朝食用パンケーキにはなかなか出会えない。
(流行のホイップクリームに埋もれたハワイ風パンケーキではなく・・・)
(NYC・The Nomad )
私の顔より大きなNYCのパンケーキ、ちょっと困った。
(ラオス・ルアンパバーン・Amanataka)
大方はこんな感じの、日本で言うホットケーキ風だ。
さて、今度はどうだろう。
先ずは最初の1泊、バンコクのThe Orientalはもうおなじみの、ほぼ完璧に近いサニーサイドアップとパンケーキが供される。
(タイ・バンコク・The Oriental)
2種類のフレッシュ・ハニーも申し分ない。
パンケーキのふんわりした厚みが、心を和ませる。
そして、グローバリゼーションへようやく足を踏み出したミャンマーに、これはほぼ満点でしょうというパンケーキが存在したのである。
(ミャンマー・ヤンゴン・The Strand Yangon)
The Strand Yangon。
かつてはサマセット・モームも滞在したという、ミャンマーのイギリス植民地時代に建てられたアジアで初めての本格的ホテルである。
そのパンケーキは、これ見よがしに膨らみ過ぎていず(膨らみ過ぎているものはお腹にキツくて、あの有名なハワイの店も私には拷問でしかない)、しっとりとして粉臭くなく、バターの香りが香ばしい。
そして共に供されるメープルシロップをじんわりと吸い上げる吸収力。
そしてパンケーキ自体は、あくまで羽二重のように軽やか。
完璧である。
The Strand Yangon。
いったい何もの。
混沌としたヤンゴン市内の中にあって、その周辺だけはイギリス統治時代の穏やかな町並みが広がる。
特に希望したわけではないのだが、手配した旅行社を営む従兄は、私の好みを十二分に承知した上で、ヤンゴン滞在をこのホテルに決めたのだと思う。
2015年度版地球の歩き方・ミャンマー(ビルマ)にては、「有名だけれどスタッフの対応が悪い」と酷評されているが、まあ、長らく鎖国状態にあってようやく動き出したキャピタリズムの精度としては、このくらいがせいぜいであろうと思われるスタッフの対応である。
バガンの不便なwifi事情をかいくぐってようやくアップしたFBの、「I'm in Myanmar now.」に、普段知らぬ存ぜずのベトナム在住の次男が即座に反応、「僕も明日からミャンマーです」。
彼がホーチミン市からヤンゴンに到着する日と、私がバガンからヤンゴンに戻る一泊だけがリンクすることが分かり、ホテルでアメイジングなディナーとなる。
血の繋がった家族でありながら普段離ればなれに暮らして、何年も会わないこともある。
そして世界には2百近い国があるというのに、この一夜だけ同じ国の同じ市内に滞在すると言う偶然。
メインダイニングのメニューにハンバーガーやピザが並ぶかなりカジュアルダウンな品揃えも、呼ばねば来ない地球歩き方相応のスタッフの対応も、前述のように環境を考えれば仕方がないこととしよう。
それよりも完璧なパンケーキと、滅多に会うことのない(去年は図らずも夏にサムイ島で会ったばかりだけれど)次男と計画もせずに会えたことで、このホテルは私の迷える人生のランドマークとなってくれるはずだ。
人生って、旅って、本当に素敵だと思う。
これは前述のどこかでご紹介したかと思う。
(ウィーン・The Ring)
日本ではセブンイレブンのスイーツ系パンと紅茶だけという、本当に貧乏臭い朝食なのにである。
ひとりで海外へ行くと豪華なディナーに出掛けられないので、必然的に歩き回る必要カロリーを安全な朝食で摂ろうとするためである。
好きって言っちゃー、好きってのもあるが、どの国でもこの二つはあまりハズレが無いし、何度か海外のホテルで同じメニューを頼んでいると各国のそれを比べるのが面白くなって、よっぽど体調が悪くない限り頑張ってオーダーする。
(タイ・サムイ島・The Library)
ロンドンではホテルによってはサニーサイドアップが通じないことも分かった。
3泊泊まってまともなサニーサイドアップは1回しかサーブされなかったホテルもある。
(帰国後英会話インストラクターに尋ねて、Sunny Side Up=片面だけ焼いた日本で一般的な目玉焼き、はアメリカ英語であることが判明)
その時の写真が見つからない。残念だ・・・
これはちゃんと出た方。
(The UK・ロンドン・The Browns)
(ベトナム・ニャチャン・Six Senses)
(プラハ・Four Seasons)
サニーサイドアップは、卵料理の文化の違いもあり(生卵NG。半熟のトロトロしたのもイヤな顔される)、焼き方の上手下手、あるいは一個か二個か、ぐらいの違いで、味は塩・胡椒なのでそんなに変わらない。
でも完璧な朝食用パンケーキにはなかなか出会えない。
(流行のホイップクリームに埋もれたハワイ風パンケーキではなく・・・)
(NYC・The Nomad )
私の顔より大きなNYCのパンケーキ、ちょっと困った。
(ラオス・ルアンパバーン・Amanataka)
大方はこんな感じの、日本で言うホットケーキ風だ。
さて、今度はどうだろう。
先ずは最初の1泊、バンコクのThe Orientalはもうおなじみの、ほぼ完璧に近いサニーサイドアップとパンケーキが供される。
(タイ・バンコク・The Oriental)
2種類のフレッシュ・ハニーも申し分ない。
パンケーキのふんわりした厚みが、心を和ませる。
そして、グローバリゼーションへようやく足を踏み出したミャンマーに、これはほぼ満点でしょうというパンケーキが存在したのである。
(ミャンマー・ヤンゴン・The Strand Yangon)
The Strand Yangon。
かつてはサマセット・モームも滞在したという、ミャンマーのイギリス植民地時代に建てられたアジアで初めての本格的ホテルである。
そのパンケーキは、これ見よがしに膨らみ過ぎていず(膨らみ過ぎているものはお腹にキツくて、あの有名なハワイの店も私には拷問でしかない)、しっとりとして粉臭くなく、バターの香りが香ばしい。
そして共に供されるメープルシロップをじんわりと吸い上げる吸収力。
そしてパンケーキ自体は、あくまで羽二重のように軽やか。
完璧である。
The Strand Yangon。
いったい何もの。
混沌としたヤンゴン市内の中にあって、その周辺だけはイギリス統治時代の穏やかな町並みが広がる。
特に希望したわけではないのだが、手配した旅行社を営む従兄は、私の好みを十二分に承知した上で、ヤンゴン滞在をこのホテルに決めたのだと思う。
2015年度版地球の歩き方・ミャンマー(ビルマ)にては、「有名だけれどスタッフの対応が悪い」と酷評されているが、まあ、長らく鎖国状態にあってようやく動き出したキャピタリズムの精度としては、このくらいがせいぜいであろうと思われるスタッフの対応である。
バガンの不便なwifi事情をかいくぐってようやくアップしたFBの、「I'm in Myanmar now.」に、普段知らぬ存ぜずのベトナム在住の次男が即座に反応、「僕も明日からミャンマーです」。
彼がホーチミン市からヤンゴンに到着する日と、私がバガンからヤンゴンに戻る一泊だけがリンクすることが分かり、ホテルでアメイジングなディナーとなる。
血の繋がった家族でありながら普段離ればなれに暮らして、何年も会わないこともある。
そして世界には2百近い国があるというのに、この一夜だけ同じ国の同じ市内に滞在すると言う偶然。
メインダイニングのメニューにハンバーガーやピザが並ぶかなりカジュアルダウンな品揃えも、呼ばねば来ない地球歩き方相応のスタッフの対応も、前述のように環境を考えれば仕方がないこととしよう。
それよりも完璧なパンケーキと、滅多に会うことのない(去年は図らずも夏にサムイ島で会ったばかりだけれど)次男と計画もせずに会えたことで、このホテルは私の迷える人生のランドマークとなってくれるはずだ。
人生って、旅って、本当に素敵だと思う。
2015-02-17 22:47
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コメント(2)
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旅先で、しかも、わりあいにマニアックな街で1人で写ってるまなさんは、かっこいい!!だけど、今回のはどう見ても『息子との予期せぬ異国での再会に、めっちゃテンションあがってるおかーちゃん!』
チックです。
これまた、素敵!!
by みみちゃん (2015-02-20 14:04)
みみちゃん。
いやー、息子一人だとばかり思ってたんで、思いっきりシャワー浴びてスッピンで降りてっちゃいました。ツレがいるんならそう言えよと。まあ不本意な写真ですが、あまりの偶然なディナーに思わずアップ。
by mana (2015-02-21 21:37)