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千鳥が淵、風邪にも負けず [ウッド]

朝から寒くて仕方が無い。

夕べはフラの練習で、しかも今年最後ということで舞台衣装(ほとんど半裸)で1時間半、暖房の無い体育館で素足で踊りまくったのだ。
動いているはずなのに足元からしんしんと冷えが上ってくる。
それでも忘年会という初のお披露目にかける10人のフラ・ガール(フラ・マダム?)の熱意は炎上寸前だ。
お披露目曲、「Green Rose Hula」を最初先生が踊って見せてくれたとき、これは絶対無理、と誰もが思い、あちこちから「えー・・・・・」という諦めとも嘆きともつかないため息が漏れた。9月のことである。
練習は月2回なので実質忘年会までには6回ほどしかない。
途中では2フレーズを繰り返し踊るのではだめか、というかなり苦肉の妥協案も挙がった。

1区切りの歌詞にあわせた振り付けを1回ごとに教えてもらい、2週間後の次の練習までにはそれをすべてマスターしてくるという受験勉強並みの復習課題が課せられた。
だが脱落者は一人もいなかった。
当初せっかく履いたパウスカートを脱いで「私には無理なので帰ります」と言ったツワモノも、みんなに押し留められて這い上がってきた。
昨夜の練習では誰一人として通しで踊れない者は無く、我々の「Greeen Rose Hula」は一応の完成を見た。

終わって分厚いコートを着こんでも、どうにも暖まらない。
ぴゅーっという勢いで、フラ仲間のマイちゃんと居酒屋へ直行、「熱燗、熱燗」と連呼する。
お酒が入ってようやく暖まっても話はフラの続きだ。
「あとは笑顔だよねっ!」と一番大事なポイントに念を押して11時過ぎ、解散となる。

しかし悲しいかな、免疫力の無い51歳。
昨日の冷えは堪えた。のどが痛い。
寒気はずっと続いているが、クライアントさんが来るのでどうしても車で都内に出かけなければならない。
湯冷めしそうなので朝の入浴とシャワーは我慢して、厚着をして出かける。
車の中に携帯用のデフューザーでユーカリ・ブルーガム(Eucalyptus,blue gum:Eucalyptus globurus)を、スピーカーからは「Green Rose Hula」を流す。
狭い車内、のどにひりひり沁みるような香りがすぐに充満して30分ほど走ったところでギブアップし、デフューザーを止め、窓を開ける。
新目白通りと環七との交差点はいつもどおり渋滞だ。

効果抜群なのは肌で感じる。
私の車に染み付いていたわんこたちの匂いまで消毒されて消えている。
しかし、香りはキツイ。

都内のサロンにしているマンションに着き、エキナセアのサプリとハーブティを一緒に飲む。
ユーカリのせいか、のどの痛みはだいぶおさまる。
部屋を暖め、スイートマジョラムを落としたお湯のボウルに手を浸していると、気持ちが落ち着いてくる。
クライアントさんが来るまでにまだたっぷり1時間ある。
ゆっくりとカホロのステップを踏み始める。カオ、ヘラ・・・次々に習ったステップを踏む。
気持ちが盛り上がって来るのと、がちがちだった身体がいつの間にかほぐれているのを感じる。

さあ来い、クライアントさん!
おおらかなフラの振り付けのように、クライアントさんを迎え入れるため心の両腕を広げる。
始動である。


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