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バスルーム、雪見風呂にラッコ [ウッド]

日曜に雪が降った。

いつも日曜はクラブ活動(クラブはクラブでもゴルフクラブだ)に勤しむ夫も、さすがに地面が真っ白では活動できない。
私は月初めなのでレセプトがあるが、朝は比較的余裕がある。
1年に1度あるかないかのチャンスだ。
今朝は雪見風呂といきましょう!

我が家のバスルームはスリーフィクスチャーで、二面に中庭(裏庭?)に面した大きな開口がある。
バスタブに浸かりながら外を眺める、という気負いこんだコンセプトが設計時にあったような気がするが、実際には外からの視線遮断と保温のため、ほぼ1年を通してブラインドを下ろして使っている。
雪が降っても平日ならお風呂に入るのは夜なので、外は見えないし、室内の明かりをかなり落とさないと中庭を通しての視線が気になってなかなかブラインドを上げて雪見はできない。

でも、今日は違う。
夫のためにミニサウナのスイッチを入れ、お湯をはり、1面のブラインドを上げて真っ白な景色をバスルームに取り込む。
晴れている日より心にしみじみと染渡るような明るさがバスルームに満ちる。
湯気で目隠しにちょうど良くガラスが曇り、ちょっとした露天雪見風呂気分だ。
今日の香りはしくじれない。
だって年に1度、いや、数年に一度のチャンスだもの!

雪見風呂ならこれしかない。
軽井沢のサワラのお風呂にジャスミン・サンバックという組み合わせも楽しかったが、ジャクソンのバスタブにヒノキの香りもよいでしょう。
・・・というわけで、パイン(Pine:Pinus sylvestris)を一番に選び出す。
週末からのタイ行きを控え、のどが少しひりひりし出したのが気になってもいたので、これ以外考え付かないというくらいの効用と香りのマッチングだ。
そこに冬は出番の多い柑橘系から変わったところでタンジェリンを多めにブレンドする。
結果は「ィエスっ!!」
何だかコタツに入ってミカンを食べつつ、ヒノキ風呂を沸かすような純和風の気分になる。

丹念に選んだブレンドをいざ入れようと振り向くと、バスタブにはぷっかりとラッコのように夫が浮かんでいる。
早すぎる・・・・・
カラスの行水も甚だしい。
夫はざばざば洗ってさっさとサウナに篭ってしまった。

自分ひとりのために贅沢にパインのブレンドを入れる。
これもまたよし。
ヒノキ風呂に入って雪を見ているような不思議な感覚に捕らわれながら温まる。

うん、これはよい。
これはよいなあ・・・・


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